6時半に家を出て、伊豆に向かった。
4ヶ月ぶり、仙台に転勤して以来初めてのダイビングである。
ぼくが河童なら皿が乾いて息も絶え絶え…というところだ。
伊豆の海はこれからがベストシーズンである。
水の透明度がぐんと上がる。
きょうは幸いよく晴れて、暖かい。
1本目は14リッタータンクを背負って、いきなり70分潜った。
ぼくが利用させてもらっているサービスは“体育会系”で、
他のショップならボートで行くポイントまでひたすら泳いでいく。
特にきょう一緒に潜ったのは、
ガイドのM女史をはじめ泳力自慢の中年女性3人組で、
ぼくはついて行くだけで青息吐息、足が攣りそうになる。
あまり大きな声では言えないが、○mまで潜った。
それでも水温が底で20℃あるので、
5mmのウェットスーツでもストレスは感じない。
ただ、水温が高いので透明度は期待したほどではなかったが。
一面のソフトコーラルのお花畑に
無慮数万匹の魚たちが群舞している光景は圧巻である。
2本目も50分、ひたすら泳いだ。
女性たちは2本潜り終えると、プールでフリッパーの特訓を始めた。
惰弱な中年男としてはとても太刀打ちできない。
帰り道、小田原駅で右足のスニーカーの底が剥がれ落ちた。
有名メーカーのものだが、なにせ古い。
買ってからもう10年以上になるのではないか。
普通それだけ履けばボロボロになってしまうのだろうが、
ぼくはふだんは革靴で、
それこそダイビングのときくらいしか履かないので
見た目はまだ新品同様だった。
しかし、経年劣化は接着剤にきていたようで、
改めて見ると左足もつま先の部分が剥がれ始めている。
底のないスニーカーの履き心地は地下足袋のようなものだが、
脱ぎ捨てるわけにもいかないのでそのまま自宅まで履いて帰った。
(東京は雨が降った後で、水が滲みてくるのには閉口した。)
ぼくはもともと右足が左足より長く、
それを無意識のうちにカバーして歩いているのが
慢性的な腰痛の原因ではないかと妻に言われていた。
してみれば、底が剥がれ落ちたのが右足だったのは幸いで、
それなりに新しいバランスがとれたと言えなくもなさそうだ(笑)。
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