もうそろそろ日本では、花粉症の心配をし始める時期になってきました。花粉症が原因で海外移住を決意する人もいるほど、患者さんにはつらい季節。日本国外に出れば、花粉症とはサヨナラ...と思いきや、必ずしもそうではないらしい。
去年の3月ごろに、フィリピンで花粉症のような症状に悩まされているという投稿をしました。その後いつの間にか治って、今では完治状態。一体何だったのかは分からないままです。ところが先日、私が教師役を務める日本語教室の生徒さんのポール君が、授業中ずっと鼻をズルズル。風邪でも引いたのかと訊いてみたら、アレルギーだとのこと。
お医者さんの診察によると、サトウキビの焼畑で出る煙が原因なんだそうです。全島がほとんどサトウキビ畑に覆われているネグロス島。年に3回ぐらい収穫があって、その度に火をつける。焼畑の時期に風がないと、朝から町中がうっすら煙に覆われることもあるほど。それほど敏感ではなくても、身体には悪そう。
こんな環境で煙アレルギーだったら、これは厳しい。スギ花粉が年に3回も飛散してるようなものだから、ちょっとつらすぎです。
実は煙だけでなく、フィリピン人の友達や親戚にも時々アレルギー体質の人がいます。ファーストフードをよく食べるし、スーパーでも日本で見られるのとほとんど同じような加工食品が並んでいるので、食生活は日本とそんなに変わらない。アレルギーになるのも、無理ないのかも知れません。
義理の妹ジーナは、鶏肉アレルギー。間違って口にすると、全身に発疹が出てしまいます。ネグロス島特産の地鶏「バコロド・チキン」も食べられません。シライ市内では、街を歩くとそこら中で丸焼きを売ってるから、いつもおいしそうな匂いが漂っている。鶏肉が嫌いで食べられないわけではないので、別の意味でつらいですね。
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