この「Find Market」では人工知能やロボットなどのテクノロジーなんかも軽く紹介したりしています。
しかしニュースを見ているだけではつまらない。実際になんか見てみてみたい。だけど、どこへ行けばいいのやら…
「そうだ。つくば、行こう。」
ということで今回は研究学園都市である「つくば」のつくば駅周辺をめぐってみました!
東京駅から1時間ちょっとで、つくば駅に到着。
つくば市
茨城県南部のつくば市は現在人口が約22万人。フランスのグルノーブル市、アメリカのアーバイン市、ケンブリッジ市など研究が盛んな都市と姉妹都市として交流も盛んです。
1960年ごろより筑波研究学園都市として開発されています。30以上の研究機関が集まる日本国内最大の学術、研究都市となっています。また環境への取り組みも力を入れており、環境モデル都市でもあります。
ロボットの街
さすが研究都市。駅の周辺にはロボット実験区間があります。運がいいとロボットが動いているようです。残念ながら今回は見ることができませんでした。
筑波大学サテライトオフィス
つくばと言えば筑波大学。つくば駅のすぐ近くにある「BiViつくば」に筑波大学の情報発信拠点であるサテライトオフィスがあります。
メンタルセラピーロボットのパロがいます。ひげを触ったりすると、目を閉じたりしてかわいいです。
こんなやつもいました。
とりあえず昼メシ…
つくば駅に着いたのが、ちょうどお昼ごろだったのでお腹がすきました。とりあえずご飯たべましょう。プリムローズさんに行きました。
メニュー名忘れました…(笑)カニが豪快にのってます。ランチは何種類かのパスタから選べます。サラダにパンに食後の飲み物がついて1000円以下。(値段も忘れました…)パスタはもちろんですが、パンがめっちゃ美味い。量も満足です。(写真は大盛りです。)
筑波大学へ!
サテライトオフィスものぞいて、お腹も満たしたところで筑波大学へ行きました!
筑波大学
理念が「開かれた大学」。ということで国際化が非常に進んでいるようです。学生数が約1万6千人。そして留学生は約2400人。この日は日曜日だったので生徒さんは少なかったのですが、すれ違う人のほとんどは外国の方でした。
人文学、社会学、国際学、生命環境学、理工学、情報学、医学、体育、芸術と、どの分野もあるTHE総合大学です。
敷地がものスゴく広いので全部は回れませんでしたが、ちょっとキャンパス内の様子を紹介します。
「IMAGINE THE FUTURE」という言葉が大学内のあちこちにありました。筑波大学は創造的な挑戦をしていく「未来構想大学」を目指しているようです。
筑波大学に「東大(とうだい)通り」!?と思ったら「ひがしおおどおり」でした。
キャンパス内は自然が豊かです。非常に心が落ち着きます。写真にある橋の下には川が通っています。学生の間で「天の川」と呼ばれているそうです。川を挟んで一方は女子学生が多く、一方は男子学生ばかりだからだそうです。筑波大学生のかわいい一面を知れました。
天の川を見ながら、芝生に寝転ぶこともできます。この足は、今回カメラマンをしてくれた田川くんの足です。
図書館にはスターバックスも併設されています。勉強に少し疲れた学生さんが休憩していました。
こちらはサイバニクス研究棟。サイバニクスとは人・ロボット・情報系の融合複合新領域とのことです。
入り口には「HAL」というサイボーグ型ロボットが展示されていました。このHALは身体の不自由な方のアシストをしたりするロボットです。サイバニクス研究センターのセンター長をしている山海教授の研究を実用化するために設立されたCYBERDYNE(サイバーダイン)という会社が開発しています。
サイバーダイン
つくば駅の隣に研究学園駅があります。こちらにサイバーダインの会社があります。
研究学園駅近くにある「iiasつくば」には最先端のロボット技術を見ることができるサイバーダインスタジオがあります。
展示エリアにはターミネーターやエヴァもいました。
ちなみにサイバーダインは2014年3月にマザーズ上場をしています。HALは医療、介護などに活躍が期待されており、株価は上場から順調に上がってきています。(記事公開日、2016年4月27日時点)
ちなみにサイバーダインは2014年3月にマザーズ上場をしています。HALは医療、介護などに活躍が期待されており、株価は上場から順調に上がってきています。(記事公開日、2016年4月27日時点)
再度、筑波大学へ…
さて色々とめぐってきました。ロボットが多くなってしまいましたが、筑波大学には睡眠について研究しているところもあります。
国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)
トリプルアイエスと呼ばれる施設です。どんな生物も眠るものですが、睡眠について実は分かっていないことが多く、神経科学最大の謎とのこと。最近だと、世界に先駆けてレム睡眠の意義を神経科学的に証明する研究成果がIIISより発表されています。これは1番分かりやすそうな例をひとつ挙げただけです。他にも様々な研究をしているようです。
IIIS プレスリリース
IIISは、文部科学省が行っている世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラムの研究拠点の1つ。まさに世界をリードする研究施設です。
フラッと立ち寄って入れる場所ではないですが、今回はちょっとだけおじゃましました。
IIIS プレスリリース
IIISは、文部科学省が行っている世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラムの研究拠点の1つ。まさに世界をリードする研究施設です。
フラッと立ち寄って入れる場所ではないですが、今回はちょっとだけおじゃましました。
入り口から、ビビリながらのぞいてみると天井に謎のオブジェがあります。これは体内時計のリズムを表しているとのこと。
さすがは睡眠について研究しているだけあり、ブタも眠りながら飛んでいます。このブタは、筑波大学の教員をされている小野養豚んさんがつくったものです。実家が養豚場である小野さんはブタの芸術作品をつくられているとのことです。
IIISは研究所ですが、このような芸術作品がいくつも飾ってあります。芸術も学べる筑波大学らしいつくりになっていますね。
IIISは研究所ですが、このような芸術作品がいくつも飾ってあります。芸術も学べる筑波大学らしいつくりになっていますね。
上の階にオフィスやラボがあり、こちらも少し見せてもらいました。ぶっ壊したら一生働いても弁償できなさそうな装置がたくさん置いてあります。そして実験用のネズミは、最上階付近で管理していて人間よりエラい場所にいるんだそうです。
今回つくばをめぐるにあたって、案内をしてくれた人がいます。そしてその人に話も聞かせて頂きました。
次回は国際統合睡眠医科学研究機構の大学院生、日本学術振興会特別研究員でもある本多 隆利(ほんだ たかと)さんへのインタビューです。本多さんの子供の頃の話や、過去の研究、将来の展望など盛りだくさんです。
コメント
コメントを投稿