フィリピンの運転免許証
先日投稿した、一年過ぎても、更新した運転免許が交付されない件の続報です。フェイスブックを通じて、フィリピン在留邦人の方々から反響をいただき、これは一個人や西ネグロス地域だけの話ではなく、フィリピン全体の問題になっていることだと知りました。
ちょっと信じられないことに、フィリピンの新聞フィルスター(Philistar )の昨年10月の記事によると、原因は予算不足による運転免許カードのサプライヤー(オールカード・プラスティック・フィリピン社)ヘの対価不払いのため、供給をストップされたからなんだそうです。
何故そんなアホなことになってしまったのかは、イマイチよく分かりません。しかしそれでなくても、新大統領のドゥテルテから「我が国で最も腐敗している、三つの省庁の一つ」と名指しされているフィリピン陸運局(Land Transportation Office 通称LTO)。無能・怠慢・横領が招いた事態であることは、容易に想像がつきます。
それにしても、失態が明らかになってから、なお一年も遅れは解消されず。昨年、更新手続きの際に、別の窓口で「もう5ヶ月も待たされている」と文句を言っているフィリピン人男性がいたので、日本人だから、あるいは外国人だから特別に待たされているのではないとは思っていましたが、ここまでひどい状況だとは。
とは言うものの、全責任がLTO側にあることは明確なので、気分的には楽になりました。前にも書いたように、免許更新手続き手数料の領収書に、運転免許同様の効力があるので、実質的に被害はなし。まぁ身分証明書が必要な時に使えないのが不便というぐらいです。
LTOの件は、少々極端だとしても、フィリピンでは民間の小売業で、何のアナウンスもなしに特定の商品の供給が滞ることが、時々あります。例えば、ここ西ネグロスの州都周辺、バコロド・タリサイ・シライで、なぜか同時にスパゲティ用のホワイトソースが、スーパーの棚から一斉に消えたりする。それも単一のブランドだけでなく、商品カテゴリーが消滅したのかというほど。そして1ヶ月もすると、何もなかったかのように、再び元に戻る。これ、何なんでしょうね?
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