最近たくさんの車を試乗させてもらって感じる3つこと
一昨日まで中国へ出張にいっていましたフジモリ@CHIKOKUMAN0301です。更新が途絶えてしまったのでもしかしたら読者さん達に「また更新さぼってるのか」と思われるのが嫌なので帰国して一日目でこの記事を執筆しています。
中国で見つけた面白い車たちの写真をUPしようと思っていたのですが、携帯を中国に忘れてきてしまったので中国の車ネタは次回に回したいと思います。
さて、つい先月ほどのお話ですが、8月、9月と相当数の試乗をさせて頂いたディーラーさん各位には感謝しています。
そして、試乗を繰り返す中で僕が感じたことがあったので、お伝えできればと思います。
1 今販売されている車について
僕は自身でも軽自動車を運転したこともあるし、大きなLサイズセダンを運転したこともあります。
しかし、現在販売される車種のほとんどが価格を抜きにして、車重とパワーと用途(過半数の使用目的と頻度)について壊滅的なバランスの車種は存在しないと考えているんです。
例えば軽自動車、高速では確かにアクセルをずっと踏んでおかないといけませんが、街乗りに関して言えばあれほど小回りが利き、女性でも運転のしやすいボディタイプは存在しないと考えています。
その軽自動車とロードスターを比較するのはナンセンスで、各々必要とされるべくして開発されているのでクルマの用途として考えたとき「650cc」は必要十分な力と考えるべきだと思います。
ただレヴォーグの試乗の際に感じた「物足りなさ」は明らかに走ることに対してアグレッシブな印象だったのに、パワーフィールが追いついてこないからこそ感じた「非力さ」であったので必要十分だと理解しても「モアパワー」だったりしたんですね。
今販売されている車で明らかにアンバランスという車はないと考えているのです
2 車を操作してみて感じたことについて
これは1にも通ずる部分なのですが例えば「ハンドルがユルユルで直進安定性が低い」だとか「ブレーキが相当プアで100キロから急減速しても予想を遥かに超える制動距離だ」とか、そんな極限状態で操作しますか?
僕は好きでDST(ダイナミックセーフティテスト)という元プロレーサーの清水さんが新型車を極限状態でのテストをする動画を良く見るのですが、一般道、高速を含めてですが、「ダブルレーンチェンジ」や「180キロで走行」「水溜りに100キロで突っ込みカーブ」だとかはさすがに日常生活の中でありえないと考えているんですね(それでもDSTから得るものは多く、車好きなら一度は見たほうが良い。)
日常生活の中で感じる微々たる振動や音なんかは今販売されている車種ではかなり押さえ込まれている方だと思うんですね、さすがに値段相応という言葉もあるように、その辺のバランスも上手くできているように感じます。
もちろん車種ごとに性能は違いますが、少なくとも近年の車のあらゆる面での水準は向上してきていると言って良いでしょう。
3 メーカーごとの思惑とその結晶のクルマたちについて
僕の師匠であるLife in the FAST LANEを運営される管理者様の言葉を借りるならばぼくは自動車の運転も好きですが、自動車のメカニズムや、その自動車メーカーの考え方にも強い興味を持っています。
そして、それを知るにはその車に乗ってみるのが一番手っ取り早い、とも考えています。
自動車は航空機や船舶を除くと、一般的に個人が購入できる「もっとも多くの技術や考え方」が詰まった製品かもしれません。
物理学や航空力学、電子工学はもちろん、素材だとカーボンファイバーや複合素材、マーケティング、ブランディングなど「およそ考えうる限りの」要素が車には詰まっているのだとぼくは考えていて、そういった「複合的な技術や考え方の集合体」として車を認識している、ということです。
僕はこの考え方がすごく腑に落ちたんですが、技術や知識、巨額の投資、そして人の手が加わり、1台の車が作られます。
その車には各メーカーが持つ全てが詰め込まれていると考えているんですね、安全理念や思想、ウチの作る車はこれだ!という信念。
その結晶が商品ですので、読者さん一人ひとりが今の自分の愛車や、欲しい車を運転するときに少し意識を変えるだけで、その車の持つ魅力がまた出てくるんじゃないかと考えています。
そして、出来ればですが、車が好きであるならば様々な車に触れてみるべきです。
それは難しいことではなく、ハンドル、アクセル、シートなどそれらに込められた考えが顕著にでます。
例えばメルセデスはシートベルトをすると、安全性を考えてベルトを引き戻し、体とベルトの間を無くす機能を標準的に備えています。
これは事故の衝撃で体が叩きつけられるのを防ぐためです。
そういった小さなことの積み重ねが現在、そして未来の車作りに影響していくんだと考えています。
まとめ
各メーカーの車作りは非常に面白く、僕はこれからもたくさんの車に触れ、その魅力を伝えていきたいと思います。
次回予告じゃないけど、次はSUV、特にNXのライバルとなるであろう車種に試乗してきます。
ドイツ三車との比較もおもしろそうですね。
では!
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