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一週間ほど仙台を離れていたら、その間に一気に秋が深まった、
というより冬めいてきた。
ジャケットだけでは寒いので、Barbourのコートを着て出かけた。
Barbourはぼくのお気に入りのコートだが、
袖を通すのは十年ぶりくらいになるのではないか。
完全にアウトドア志向の無骨なコートで、
雨を弾くよう生地にオイルを塗りこんである。
当然、ベタつくは、独特の臭いはあるはで、
東京の満員電車に着て乗り込める代物ではなかったのである。
仙台行きの荷物を作るときに、
ハンガーにかけっぱなしになっているのを思い出して入れてきた。
仙台では通勤も徒歩だし、
これからの季節、役に立つことになりそうだ。


このあいだまで緑が目立っていた県庁周辺の銀杏並木は、
すっかり黄色く染まっていた。
一気に色づいたからなのだろうか、
散るのも早いような気がして儚いものである。
路上には銀杏の実の異臭が漂っていて、
うっかり踏みつけようものなら
職場に異臭のお土産を持参することになる。

天気はいいが、風が無性に冷たい。
東北の冬がもうすぐそこまでやってきているのを実感する。
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