ダイビングがスポーツと呼べるかどうかは微妙だが、
これでけっこう体力を使う。
特に水温の低い海に潜った後はかなり疲れる。
きのう一日、2本合わせて2時間弱潜っただけで、
今日は腰を始め体中が痛む。
そんな思いをしても羅臼に潜る愉しみは、
海の魅力はもちろんだが、
定宿にしている民宿、
「旅の途中」の料理がとても美味しいこともある。
魚を食べるなら(東北もいいけど)やっぱり北海道、
それも道東に限るというのがぼくの独断と偏見だ。
大好物のギョウジャニンニクが毎日出るのも嬉しい。
で、痛む体に鞭打って今日も2本潜った。
水温が潜るたびに高くなっているところをみると、
温かい水が流れ込んできているのかもしれない。
ただし、水の透明度はほとんど最悪で、
ちょっと写真を粘ったりすると、
一緒に潜っている仲間を見失いそうになる。
写真はトクビレの仲間、アツモリウオの幼魚。
成体は鮮やかな紅色の魚だが、
なぜか子どもの時は白かったり、黒かったりする。
こちらはクマガイウオの♂。
きのうのブログに掲載していた写真は♀である。
魚の仲間にはよくあるのだが、♀の方が♂よりでかい。
鼻先にある「角」も♀の方がはるかに立派である。
(イメージ的には逆で♂に「角」がありそうだが…)
顔も心なしか♂の方が可愛い気がするのだが、
どうだろうか。
春は繁殖の季節である。
これはその名もラウスカジカ。
まさにいま潜っているこの海域で、
ガイドの関勝則さんが発見した新種である。
写真を撮って、後でよく見たら卵を守っていた。
卵はすでに発眼している。
肉眼で見ているときには気がつかなかったのだから、
老眼というのも情けないものである。
こちらはホヤについていたモエビの仲間。
全長が2cmもない小ささで、体は透明だから、
これもカメラのAFまかせで撮った。
後で現像してみたら、
お腹の中に銀色の卵が詰まっているのを発見。
例え肉眼では見えなくても、
写真を撮ることでダイビングを「二度楽しめる」。
…と、思うことにしよう。
コメント
コメントを投稿