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女性と車その2「ウチの嫁はんの場合」

またまた柔らかい話題である。

一番身近な女性の代表としてウチの家内にも登場してもらわないとあかんと思うのだ。
ウチの家内は全く普通の人で何か特別な事をやって来たという人では無い。という前置きをしておく。しかし車の好みは結構面白い。

ウチの一家は結婚してから自転車の競技歴が長くて子供達を連れてあちこちのレースを転戦していた関係でワンボックスカーに乗っていた時期が長いという事情がある。
そうこうしているうちに子供達が大きくなり自転車競技から徐々に離れていった。
そうなると移動やトランポとしてのワンボックスカーは不要となり自分の好きな車を買うようになった訳である。

日常を見てみると家内のほうが買い物や家族の送迎で車に乗る機会が多く、週末にしか乗らない私よりよっぽど走り込んでいる訳である。

で、私が好きなジャンルの車の候補を上げて家内にも評価をしてもらい車の選択をしてきた。その中でなぜか家内が気に入る車というのは結構スポーティーなものが多い。
特にステアリングのダイレクトさやアクセルレスポンス、足回りの総合的な能力等にはうるさい。反対に内装や装備については全くの無頓着だ。
最も面白いのは車自体の素姓のようなものを説明しなくても嗅ぎ分けてしまう事である。
コンパクトなハッチバックよりも低いスポーツカーの方が感覚的には合ってるらしく、自分の思う通りに運転できると大変気持ちが良いらしい。

全くメカの事は知識としては持ち合わせしてないし、教えても覚えようともしない。そういう意味では完全なる感性の人であると思う。

NCロードスターに乗っていた時の事である。最初はノーマルで乗っていたのだが、ある時に家内には内緒で車高調を投入した。
投入してから初めて家内が乗ることになり乗り心地が悪くなったとかゴツゴツするとかの文句が出るのではないかとヒヤヒヤしていたものだ。
案の定、家内から連絡があり何を言われるかなと身構えていたところ、開口一番「むっちゃ気持ちええやんっ!」という内容でビックリするやら呆れるやらリアクションに困った覚えがある。

↑ 気持ちの良かったNCロードスターの運転感覚、家内も絶賛であった、6ATにLSDと車高調を導入していた


何度も言うがウチの家内はメカは分かってないし理解しようともしない。またドライビングの基本も教えた事が無い。こうなると全く自分の感性に頼って車との対話をしているわけで非常に興味深いものがある。だからこそ家内の指摘はドンピシャの場合も結構あり的を得ていると思う。

女性の時代だと言われて久しい。こうした全く普通の女性でも感性鋭いものを持っていて、今までは車については物言わずだったのではないだろうか?
メーカーはこうした声をもっともっと取り入れる事が必要なのではないだろうか?

今日はこのへんで

では


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