VWからはGolfGTDがジュネーブショーでワールドプレミアをするようだ。Golfにはディーゼルモデルがラインアップされるのが常となっているが、今回のモデルはGTDというネーミングでGTIのディーゼル版というところだろう。
↑ ゴルフGTDのフロント、バンパー辺りがフィンが増えてGTDなのにアグレッシブな印象だ、全体的にはそれほど大きく違わないゴルフワールドだ、画像はネット上から拝借
ディーゼルというと色々思い出がある。最初に乗ったディーゼル車は日産のLD28を積んでいたセドリックだった。ノンターボなので黒煙を吐きながら苦しげに走ったものだ。もちろん当時のディーゼルは音や振動も大きく、乗用車ではうるさく煙たいのでディーゼルは人気が無かったようだ。しかしこの車ではよく走った、燃料費が安いこともあってどこへでも走って行ったものだ。
次にディーゼルに乗ったのが、いすずのビッグホーンのショートボディー(イルムシャーではないノーマルモデル)で、確か2.2Lのディーゼルターボで全く回らないエンジンだった。ターボが付いてもボディーに対してアンダーパワーで、走行性能は法定速度で走れるという程度のものだったが、こちらも燃費はかなり良かった。その後はトヨタのプラドのディーゼルターボに乗った。この車は当初ランクル70系の派生で軟弱なランクル!?ではあったが、リーフスプリングのランクルに対してコイルのサスペンションはかなり快適で日常に乗ることができた。エンジンはこの頃から少し洗練されて音が少しマイルドになり黒煙も少なくなった2.4Lディーゼルターボを積んでいた。それまでのエンジンと比較すると回転がスムーズにはなったが高回転まで回るわけではない。そして最後に乗ったのがハイエースのスーパーロングハイルーフのキャンパー特装車で、3.0Lのディーゼルターボを積んでいた。このエンジンは重たいハイエースをかなり軽快に走らせることができる能力を持ったエンジンだった。振動はまだ快適というレベルには程遠かったが黒煙は少なくトルクがあり非常に走りやすかった。
こうして数えてみると4台のディーゼル車を乗って、それなりに酷使してきたように思う。当時は前にも説明したが自転車生活のトランポとして乗っていたので道具として割り切った使い方だった。荷物満載でキチンと走ってくれたら多少のことは目をつぶっていた。
というわけでディーゼルには大いにお世話になったが実用一点張りの印象だ。一番気になったのは回転が4000程度が上限だということだ。ここが大きなポイントとなると思うのだ。
↑ ゴルフGTDのリアセクション、リアハッチバックがかなりすっきりした印象だ、リアバンパー周りもリファインされたのかスッキリ、ホイールはこのモデル用か?全体的にクリーンなイメージが強い、画像はネット上から拝借
ここでゴルフGTDのスペックを見てみよう。
エンジン:2.0L直4気筒 直噴ターボ ディーゼル
馬力:135kw(184馬力)/ 3,500-4,000 rpm
トルク:380Nm/ 1,750-3,250 rpm
ミッション:6段MT、6段DSG
最高速:230 km/h
0-100km/h加速:7.5 秒
燃費:6速MT 4.2 ℓ/100km(約23.8km/L)
6速DSG 4.7ℓ/100km(約21.3km/L)
パワーはそこそこだがトルクが豊富で最高速と加速はかなり速い。しかしこのスペックを見ると4000回転を超えたところでレッドゾーンだと思われる。やはりギューンと回して楽しむエンジンではないのだ。これが我慢というか許容できるのなら、かなり楽しく安く速く走れると思うのだ。
個人的にはやはりバヒューンとエンジンは回したいもの、ゴルフ5の2.0Lターボもそうだったが回転を楽しむ類のエンジンではなかったのでパワーは十分だったが心情的には不完全燃焼だった。
↑ ゴルフGTDのインパネ、やはりGTIチェックのシートがなんだか懐かしい感じがする、全体的にインパネ部分は変わり無し、いつものゴルフだ、画像はネット上から拝借
時代が変わりエンジンが変わり、回して気持ち良いというよりもトルクで走るようになってきている。これはエンジンもモーターもその傾向なので、時代はトルクということなのだろう。我々の古い頭を切り替えないといけないと思うのだ。
20130709追記
調べてみるとGTDのグレード自体はGolf1の時代からあります。古くからVWはディーゼルに力を入れてるメーカーであります。
今日はこのへんで
では
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