3月8日の衆議院予算委員会において、生活の党幹事長の鈴木克昌委員が諸外国のデータを示した上で、日本の展示場の総面積は世界的に見てあまりに小さいと指摘。民間事業者に経済波及効果の大きい大規模な国際展示場を作ってもらうこと、カジノを解禁し展示場の一角にカジノを作ることを提言した。
これに対し安倍首相は、カジノには「刑法の賭博罪等が成立しうることや、治安に悪影響を与えかねないことなどの問題点も指摘されていることを承知している」とした上で、シンガポールのIR(カジノを含む統合型リゾート)が多くの国際会議を呼び込んでいることなどを挙げ、「ご指摘のアイデアなども参考としながら研究をしてゆきたい」「メリットも十分にあると思う」と前向きな姿勢を見せた。
鈴木委員は超党派の国際観光産業振興議員連盟(IR議連)の事務局長。安倍首相、麻生副総理は同議連の最高顧問。
〔週刊アミューズメントジャパン3/18号に掲載〕
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