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失敗を経験する。家庭菜園初心者が子供と野菜作りを始めて分かったこと

家庭菜園初心者のイクメンパパが子供と野菜の作り方を勉強。





子供たちの為に家庭菜園用の畑を契約してもうじき一ヶ月。この間に土作りをしたり、枝豆を植えたり、玉ねぎやきぬさやを収穫したり。初心者が子供と家庭菜園を始めて分かったことをまとめてみた。

その1>幼児も作物を育てる楽しみが分かる


最初は興味を持つのか、続くのだろうかと半信半疑であった家庭菜園。
今のところ、とても楽しんでいる様子。
動物園に行ったり、公園に行ったりするのと同じように、畑に行こうと誘うと喜ぶ。
以前は定番のひまつぶしである子供を連れてのショッピングセンター巡りが、畑を持ってからは激減。それだけ忙しいという裏返しかもしれないけれど、幼いころから種を植えて世話をしないと収穫できないということを理解するのはいいと思う。

その2>幼児でも作物の成長は敏感に感じ取る


幼児でも自分が植えたり、世話をしている作物は大きくなったり、花が咲いたり、しおれたりといった変化を敏感に感じ取る。家庭菜園を始める前は作物の成長や変化など気にしたこともなかったのに、最近は何も言わなくても自分でチェック。大人でも最初は見分けにくい野菜もすぐに覚える。なんでも早くやるものだ。2歳児でも「あっちはダイコン、こっちはスナップエンドウ、これはきぬさや!」とあっというまに野菜博士に。

その3>2歳児の出来ること、出来ないこと


2歳児の家庭菜園。
出来ることは限られているけれど、失敗しても良いので何でもやらせたい。
収穫は一通り出来るようになってきた。

ダイコン、玉ねぎ、ジャガイモ、イチゴ、きぬさや、スナップエンドウ、プチトマト、ブロッコリー、人参、ピーマン。

これらの野菜は引っこ抜いたり、ハサミを使って上手に収穫する。
ハサミの使い方も慣れたものだ。

出来ない事もたくさんある。肥料をあげる、土を耕す、苗を植える、水を上げる。
肥料は口に入れる可能性があるのでさせたくない。その他の作業はさじ加減や(苗がちぎれたりしない様)繊細な作業を求められるのでちょっと難しい。

その4>継続するのはかなり大変


プランターではなく、畑での家庭菜園。
幼児と一緒に継続するのはかなり大変だ。
メリットがたくさんある家庭菜園だけど、最初はプランターから始めるのがおすすめ。

その5>野菜嫌いとは無縁になる


やっぱり自分で作った無農薬の野菜は美味しい。
スーパーの野菜とは(虫食いも多いけど)甘みが違う。
レタスなら、甘さと、やわらかさ、みずみずしさが比較にならない。
じゃがいもは別の野菜かと思うほどほっこりして甘い。
子供でも分かるくらい味が違うので、野菜嫌いとは無縁の食生活。
ピーマン、人参もへっちゃら。野菜が大好きな子供たち。

その6>幼稚園や学校では体験できない、失敗からの学び


幼稚園や小学校に入ってからも野菜を育てる体験は出来る。
でも、1人の先生に2~30人の園児(生徒)では出来ることが限られる。
正しい植え方を教わることはできても、失敗する植え方で、実際に失敗してみる体験は出来ない(かもしれない)植えた苗を踏んでしまっても、まあいい。踏んだらどうなるか、踏んでみないと分からないだろう。
苗がしっかり植えられてなくても、口出ししない。数日後にしおれた苗をみたら、なぜしおれたのか、どうやって植えれば良かったのか、自分で考えるきっかけになるだろう。

子供たちを幼少から家庭菜園に取り組ませる一番のポイントは、自分で考え行動するという習慣づけが出来ること。別に家庭菜園でなくても何でもいいけど、幼少から安全に、自分の好きなようにさせれることは限られている。

家庭菜園の目的(メリット)は失敗する経験をたくさん積み重ねること。

大人は怪我をしないように見守るのが仕事。美味しい野菜はラッキーな副産物だ。

その7>収穫したあとの楽しみ


苦労して育てた野菜の収穫。

うれしさもひとしおだけれども、収穫後にも楽しい作業が待っている。
きぬさやの筋をとったり、とうもろこしの皮をむいだり。レタスをちぎって洗ったり。
泥んこのダイコンを洗って(本当は)真っ白なダイコンにおどろいたり。

畑があれば、親子で一緒に土と野菜で遊べる。

家庭菜園初心者が子供と野菜作りを始めて分かったこと>今日の家庭菜園の様子

成長した枝豆。


その8>そらまめの収穫


バケツが山盛りになるほどの豊作。どうやったら効率的に取れるか自分で考える。最初からハサミを渡したら意味がない。引っ張って、ねじっても取れなかったら道具が必要なことが分かるだろう。


その9>土作り


2歳児による土作り。大人が耕した後をはだしで踏み固める長男。
フワフワして気持ち良いらしい。
時々ミミズやハサミムシが出てきて大騒ぎ。挟まれるのも勉強だ。


その10>何でも真似をする2歳児


大人の土作りをまねる2歳児。
やり方を教えなくても、真似をするのですぐに覚える。服が汚れるのは当たり前。


その11>スキルセット


枝豆畑に追加で植えた苗に水をあげる5歳児。
5歳になると流石に手際が良い。
雑草を抜く→土作り→肥料をまく→苗を植える→水をあげる、という一連の流れを説明すると、全体像を理解した上で作業に取り掛かる。
農作業のスキルは将来役に立たなくても、物事の進め方、仕事の進め方は何にでも役立つ。


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