日本でもついにVW「ポロ ブルーGT」が発売された。優れた燃費性能を維持しながら時には本格的なスポーツ走行を楽しみたい、これを実現するのがコンセプト。
確かにツーリングに行くといつも峠を全開で走るわけではない。気持ちよさそうな峠を走ると次の目的地への移動区間が必ずある。それに燃費が良ければ給油の回数が減らせるし航続距離も稼げる。理想を言えば移動区間は燃費良く、走れる区間は気持ち良くスポーツ走行というのがベストだ。
こういう使い方には「ポロ ブルーGT」はベストな車だなぁとヨーロッパで発売されたころから思っていた。日本ではこういった使い方をする人はまだ少数派なのかもしれないが、観光地等へ出かける際には少なからずこういったパターンがあるはずだ。
ただ「ポロ ブルーGT」という勇ましいネーミングがされているからと言って過度の期待はしないほうが良いだろう。パワーウェイトレシオは8.36kg/psでビックリするほどの数値ではない、少し良い程度なのだ。
それではさっそくスペックを見てみよう。
VW ポロ ブルーGT
サイズ:全長3,995mm×全幅1,685mm×全高1,460mm
ホイールベース:2,470mm
重量:1,170kg
エンジン:EA211 1,394cc 直列4気筒 直噴DOHC インタークーラー付ターボ、気筒休止システム、アルミダイキャスト製クランクケース/クランクシャフト/コネクティングロッド軽量化
最高出力:103 kW(140 ps)/ 4,500~6,000rpm
最大トルク:250 Nm(25.5 kgm)/ 1,500~3,500rpm
トランスミッション:7段DSG
駆動方式:FF
タイヤ:前後 215/40R17
サスペンション:スポーツサスペンション、15mm車高ダウン
燃費:21.3 km/L(JC08モード)
エグゾーストパイプ:2本出し
価格:263 万円
パワーウェイトレシオ:8.36kg/ps
[気筒休止システム]
2番目と3番目のシリンダーが休止するのは回転数が1,400~4,000rpm、発生トルクが25~100Nmの間。この条件は欧州ドライビングサイクルのほぼ70パーセントをカバーし気筒休止と再開に要する時間は1,000分の13~36秒。
[安全装備]
搭載される衝突安全装備はESP(エレクトリック スタビリゼーションプログラム)、ABS(アンチロック ブレーキングシステム)、ブレーキアシスト、パークディスタンスコントロール、オプティカル パーキングシステム、クルーズコントロール(ポロシリーズでは初めて)。
[電子制御式デファレンシャルロック「XDS」]
駆動輪内側のグリップ不足を検知すると車が瞬間的にブレーキをかけて内輪の空転を抑制することによりトラクションを回復させてアンダーステアを軽減。
[ブレーキエネルギー回生システム]
アクセルOFFやブレーキをかけた時の減速エネルギーをバッテリーに充電する。加速時の充電を抑制しエンジンへの負担を軽減する。
確かにツーリングに行くといつも峠を全開で走るわけではない。気持ちよさそうな峠を走ると次の目的地への移動区間が必ずある。それに燃費が良ければ給油の回数が減らせるし航続距離も稼げる。理想を言えば移動区間は燃費良く、走れる区間は気持ち良くスポーツ走行というのがベストだ。
こういう使い方には「ポロ ブルーGT」はベストな車だなぁとヨーロッパで発売されたころから思っていた。日本ではこういった使い方をする人はまだ少数派なのかもしれないが、観光地等へ出かける際には少なからずこういったパターンがあるはずだ。
ただ「ポロ ブルーGT」という勇ましいネーミングがされているからと言って過度の期待はしないほうが良いだろう。パワーウェイトレシオは8.36kg/psでビックリするほどの数値ではない、少し良い程度なのだ。
それではさっそくスペックを見てみよう。
VW ポロ ブルーGT
サイズ:全長3,995mm×全幅1,685mm×全高1,460mm
ホイールベース:2,470mm
重量:1,170kg
エンジン:EA211 1,394cc 直列4気筒 直噴DOHC インタークーラー付ターボ、気筒休止システム、アルミダイキャスト製クランクケース/クランクシャフト/コネクティングロッド軽量化
最高出力:103 kW(140 ps)/ 4,500~6,000rpm
最大トルク:250 Nm(25.5 kgm)/ 1,500~3,500rpm
トランスミッション:7段DSG
駆動方式:FF
タイヤ:前後 215/40R17
サスペンション:スポーツサスペンション、15mm車高ダウン
燃費:21.3 km/L(JC08モード)
エグゾーストパイプ:2本出し
価格:263 万円
パワーウェイトレシオ:8.36kg/ps
[気筒休止システム]
2番目と3番目のシリンダーが休止するのは回転数が1,400~4,000rpm、発生トルクが25~100Nmの間。この条件は欧州ドライビングサイクルのほぼ70パーセントをカバーし気筒休止と再開に要する時間は1,000分の13~36秒。
[安全装備]
搭載される衝突安全装備はESP(エレクトリック スタビリゼーションプログラム)、ABS(アンチロック ブレーキングシステム)、ブレーキアシスト、パークディスタンスコントロール、オプティカル パーキングシステム、クルーズコントロール(ポロシリーズでは初めて)。
[電子制御式デファレンシャルロック「XDS」]
駆動輪内側のグリップ不足を検知すると車が瞬間的にブレーキをかけて内輪の空転を抑制することによりトラクションを回復させてアンダーステアを軽減。
[ブレーキエネルギー回生システム]
アクセルOFFやブレーキをかけた時の減速エネルギーをバッテリーに充電する。加速時の充電を抑制しエンジンへの負担を軽減する。
↑ VW「ポロ ブルーGT」のフロント画像、外観は通常のポロとそれほど違わない、ミラーが黒いのが特徴と言えば特徴だ、大変コンパクトな今時貴重なボディーだと思う、5ナンバーではこれほど実用性に富む車はポロ以外では無いのではないだろうか、画像はネット上から拝借
↑ VW「ポロ ブルーGT」のサイド画像、非常に端正なフォルムを見せるサイドからのショット、ほぼ理想的ともいえるこのサイズの車のベンチマークだと思う、車高はノーマルポロに比較して15mm落ちていて17インチタイヤホイールを履くことで少しだけスポーティーな演出を見せる、画像はネット上から拝借
↑ VW「ポロ ブルーGT」のリア画像、リアもまた非常にシンプルでクリーンなデザインだ、スポーツモデルとしては少し演出が少ないような気もするがさりげなく乗るのには良いだろう、下部に覗いているデフューザーも控えめ、マフラーは2本出しだが細いので可愛らしい印象、画像はネット上から拝借
↑ VW「ポロ ブルーGT」のインパネ画像、室内の仕立は通常のポロと同じ、格別スポーティーな演出は無いがシンプルで飽きの来ないデザインだが華が無いのも事実、シートはヨーロッパではオプションとなるブルーの配色のアルカンターラのシートだ、画像はネット上から拝借
↑ VW「ポロ ブルーGT」のシート画像、ヨーロッパではオプションとなるシートだがなんだか間抜けなデザインだ、これなら黒一色のほうが良いと思う、センターのアームレストがおっさん臭い、ここら辺りはもう少しデザインセンスを感じさせてほしいところ、画像はネット上から拝借
↑ VW「ポロ ブルーGT」のエンジン画像、エンジンの外観からは高度な制御をおこなっている気筒休止システムは窺い知れない、こういうさりげないというか素っ気ないところがVWらしい、マスターシリンダーはキッチリ運転席側にあり基本をしっかり押さえている、画像はネット上から拝借
↑ VW「ポロ ブルーGT」のエンジン解説図、外観からは分からないがノーマルエンジンに対して様々な変更がなされている、クランクケースがアルミ製だったり、内部にかなり手が入っている、トルクと馬力の曲線を見ると回すエンジンでは無くトルクで走るタイプのエンジンだ、かなり以前からVWのエンジンはこの方向性で6000回転は回るが面白くない、この曲線がトルクの厚いところで走って下さいと主張しているようだ、画像はネット上から拝借
電子制御式デファレンシャルロック「XDS」のことだが、昔はLSDの無い車のトラクションを稼ぐために人間がこの作業をこなしていたものだ。FRの車だと内輪がトラクションを失いそうになると軽くサイドブレーキを引く、すると内輪の空転が止まるのでトラクションが逃げないという訳だ。FFだとちょっと難しいが左足で軽くブレーキを掛けるようにするとこの効果が得られる。この原理と同じでGのかかった状態で内輪の空転を自動的に止めてトラクションが逃げてしまうのを防ぐ仕組みだ。これならLSDを装備しなくても良いし、キックバックで悩まされる事も無い現代的な解決策だと思う。
最後に燃費だが、最初に書いたツーリングの繋ぎ区間は以前乗っていたGolf5GTI Pirelliで10km/Lを少し超えるのが精いっぱいであったので、この車だとかなりの燃費性能となりそうだ。走って楽しく燃費も良い気持ちの良い車に仕上がっているのではないか。ただしガソリンはハイオクを要求するので考慮に入れておく必要がある。
今日はこのへんで
では
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