さて今回は「Grand C4 Picasso」であるが、全体的にはいかにもピープルムーバーという形をしているのだが細部にこだわりが感じられて大変素晴らしい。こうなるとスペックがどうとかという事はどうでもよくなりデザインだけで十分になってしまう。こうしたデザインのピープルムーバーは決して日本車では出てこないと思うので凄い事だと思う。フランス車は時々こうしたピープルムーバーのジャンルでも秀悦なデザインの車を時々リリースする、果たしてこれは国民性なのだろうか?
車自体は良く見ると非常にオーソドックスな成り立ちをしていて2.0LのBlueHDi 150エンジンを代表としてディーゼルとガソリンエンジンのバリエーションを持つ。シャーシは最新のEMP2で3列のシート構成をとる、3列目は床下に収納が可能だ。
ちなみにボディーサイズは全長4590×全幅1830×全高1630mm、それほど大きくない車だ。これなら日常の取り回しに困ることは無い、日本でも受けそうな車だと思う。
スペックの詳細は不明なので画像を中心に見ていこう。
↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のフロント画像、Aピラー辺りはピカソ独特の処理、ドアミラーの前に比較的大きなウィンドウがある、グリルはどこから見てもシトロエンだが良く言えば近未来的なのだが悪く言えば独自の世界に入りきっている、でも少しクラシックな感じがするのが不思議だ、全体的には塊感があって実物はそこそこボリューム感のある車なのだろうが小さく見せている、画像はネット上から拝借
↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のリア画像、このボディー色も凄く良い、リアハッチは少しクラシックな印象を受ける、フロントフェンダーからドアそしてリアフェンダーにかけて微妙な抑揚が付いて単調になりがちなミニバンのサイドを魅力的に見せている、ボディー色とルーフレールの色合いが素晴らしい、目立つ空力パーツは無く俗にいうエアロレスだがこのままエアロは付けないのがベスト、画像はネット上から拝借
↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のサイド画像、真横から見ると縦横の比率が絶妙でキャビンが小さ過ぎず大き過ぎず良い塩梅だ、最近のシトロエンの手法でフロントガラスの下端が前進していて傾斜が強い、その分エンジンルームをダッシュボードに抱え込んでいるという訳だ、そして1列目の頭上にまでガラスが回り込み明るいキャビンを作っている、画像はネット上から拝借
↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のインパネ画像、パッと見はビックリするほどのデザインではない、世間の方向性でディスプレーをマルチで利用した上部、下部の操作部はタッチパネル方式でスイッチが少ない、ステアリングは平凡な形状だ、シートのカラーが左右非対称で面白いのと色の組み合わせが渋い、画像はネット上から拝借
↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のインパネ操作部画像、これは駐車の際の補助装置の動作画像だと思われる、この操作部でほとんどの事が操作できるようだ、ディスプレー部は色なんてどうにでもできると思われるがモノトーンで表示されている、画像はネット上から拝借
↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のシート全体画像、2-3-2の3列シート、このシートの色の組み合わせが素晴らしい、こうしたセンスはやはりフランス車という感じ、ポップではないが楽しくなってしまうシート、3列目は床下収納できるだけに平板で狭そうだ、1列目のヘッドレストの形状が面白い、画像はネット上から拝借
↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のトランク画像、3列目を床下に収納すると広いスペースがありフラットだ、非常に実用性の高そうなスクエアなトランク、こうしたところはシッカリと抑えているところが凄い、画像はネット上から拝借
↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のトランク画像その2、2列目を倒すとさらに広くてフラットなスペースを確保することができる、デザインも良いが車の基本的なことをしっかり押さえているところがヨーロッパの車だと感じる部分だ、こういったジャンルの車は人も載せる=その人数分の荷物も載せるという基本的なことを押さえないと受け入れられない、画像はネット上から拝借
今回は初めてミニバンというかピープルムーバーを取り上げた。外観の画像を見た瞬間にこれは!と思ってしまった。外観は少しクラシックな良くデザインされたものだが、内部は大変コンサバ路線でしっかりと作ってある。こんなミニバンやピープルムーバーが国産ではなかなか出てこないだろう、またこんな風に作れるようになるのに何年かかるのだろう。
今日はこのへんで
では
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