証券会社のアナリストがテレビで、リーマンショック前の日経・ダウの水準を考えれば、日経は出遅れ感があり、18,000円程度まで上がらないとつり合いが取れない、と言っていました。
はたして本当にそうなのか?
現在の日本市場は外人がメインプレイヤーだから、ものは外人目線で考える必要がある。彼らはドル基準で投資してるからドル建てで日経を見ているはずだ。とすると日本人の見え方とはだいぶん違うのではないだろうか。
例えば、もし日経が10,000円から5,000円に下がったとしても、ドル円相場も100円から50円に円高になっていたら、外人からしたら同じ日経=100ドルなわけで、別に安い感覚はないだろう。
そこで、今日はそういう為替レートを加味して外人から見た日経225のチャートを作ってみました(日経は数値を100倍にしています)
これを見るとリーマンショック直前と比較しても出遅れ感はせいぜい10%程度ですかね。意外と連動してるんじゃないでしょうか。
面白いのは民主党政権下は日本人にとっては暗黒時代ですが、超円高のためにドル建て日経225はちっとも安くなかったと言えますね。
したがって、日経はダウに比べて著しく出遅れているということはなく、裁定分だけで大儲け!というのは甘いんじゃないでしょうか。
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