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子供に畑作業をさせる親の多くは野菜以上に収穫して欲しいものがある

プールや水族館で夏を満喫した子供たち。明日からは小学校と幼稚園が始まります。




夏休み最後の日は近所の公園遊びと家庭菜園でじゃがいもの植え付け作業を行いました。


じゃがいもを植えるため、自分の背丈以上もあるクワを使って畑を耕す子供たち。

クワを入れるとミミズやカナぶんの幼虫がうじゃうじゃと出てくる子供たちの家庭菜園、公園の砂場遊びとは違った趣があるようです。


砂場遊びと同じような作業でも、家庭菜園での畑作業は遊びではないと知っている子供たち。

美味しい野菜を収穫するため、大汗をかきながらがんばりました。


兄妹で協力して作業をしていたと思えば、道具を取り合ってケンカになったり。真剣だからこそぶつかることもあるようです。


土を固める作業は自分が電車になって足で踏み固めます。

長靴を履かせるのを忘れてしまったので、靴下まで泥だらけになりました。


子供たちには子供だましよりも本物の体験を。

幼稚園等で体験するサツマイモの収穫作業は、時間的な制約から育ったサツマイモを引きぬくだけです。

種をまかない畑からは何も刈り取ることは出来ません。種をまいてから収穫できるまでに時間がかかるのが農業の法則です。植え付け体験や収穫体験など、農業をテーマにしたイベントも増えていますが、”お手軽”な農業体験は子供たちに誤った認識を植え付けてしまうかも知れません。

子供に畑作業をさせる親の多くは、美味しい野菜だけでなく、苦労や大変さ、失敗の経験を畑から収穫して欲しいと考えています。


畑の隅に転がっていた支柱を見つけて遊び始める子供たち。

本人たちは何かやっているつもりなので、遊ぶなとは言えません。


この日植え付けを行ったじゃがいもは近所のホームセンターで購入しました。

2kgで800円のじゃがいも。子供たちが植え付け作業を行うにはちょうどいいボリュームです。


家庭菜園で栽培する野菜の中で最もポピュラーと言っても過言ではないじゃがいも。

じゃがいもに同封されていた栽培マニュアルは家庭菜園初心者の強い味方です。



一番大きなじゃがいもを選ぶ長男。

畑で収穫したその日に食べるじゃがバターは彼の大きなモチベーションになっています。






弟の繊細な作業と違い、豪快にじゃがいもを植える長女。


途中で疲れてしまった弟の分までがんばってくれました。



じゃがいもの植え付け後に水をやる長女。

日照不足や雨不足による不作。一生懸命作業しても報われないことがあることを畑作業を通じて学びました。


子供たちに自分の畑という自覚を持たせるため、兄妹で一株ずつブロッコリーの苗を植えました。

じゃがいもと違い、土の上で成長するブロッコリー。

自分で植えた1株78円のブロッコリーは、スーパーの野菜とは比較にならない美味しさだけでなく、畑に通う楽しみを与えてくれるでしょう。

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