ではMYファンドの10年間の結果はどうだったか。
投資に入れ込み始めたのは2004年10月からですが、MYファンドの比較可能な数字が残っているのが2005年8月から。
そこで2005年8月を基準として各数値を100%になるように補正して、その後のパフォーマンスを比較してみます。またJPY建ての日経225とMYファンド指数はUSD建てにして補正します。
このように各数値のパフォーマンス以外の条件を完全に一致させることで、パフォーマンスの優劣のみを比較することができます。こうして作成したのが下のグラフ。
グラフの動きを3つのトピックに絞って振り返ってみます。
まずAの急上昇。リーマンショックでかなり深い傷を負いながらも高くなった手持ちの円で中国株へ集中投資したのがその後の大成功の決め手になりました。
この時はチャイナモバイル、ジャンスーエクスプレス、ペトロチャイナなど高配当大型株で6割くらいベースを固めて、4割は成長株としてチャイナライフ、アリババ、あと米株のGoogleを全力で買っていました。
その後、強烈なV字回復を見せたのがチャイナライフ、アリババだったと記憶しています。この2銘柄に加え、高配当大型株もじわりと底上げされた結果、驚異的なパフォーマンスにつながりました。(しかしここでテンセントを買ってなかったのは失敗だった・・・)
次にBのなだらかな上昇。この時期は荒い動きをする成長株を徐々に外していったのでMYファンド基準価額の動きは緩慢になっています。大型株の配当とじわり上昇で手堅い展開の期間となっています。
最後はCのなだらかな下降。これの原因はズバリ円安。リーマンショック後に追加したキャッシュや日本株といったJPY資産の円安での目減りが重しに。特に先月の円安進行はキツかった。でも強烈に進んだ円安分ほどは下がっておらず、それなりに防御は出来ているので自分ではまずまずだと思っています。
ということで最近は下降気味ですが、ほぼ全期間でインデックスをアウトパフォームしており安心しました。
これまで毎月見ていたJPY建てのグラフでも、かなり長かった円高期間のパフォーマンスはそれほど悪くなかったのでドル建てで計算しなおしたら少し成績は上がるだろうな、と思ってはいたものの、ここまで圧倒していたとは我ながらビックリです。
次回 「④バフェット VS MYファンドの結果は!?」 につづく
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