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シーフード・パラダイス

フィリピンで美味しい食べ物は数あれど、やはり魚介類の新鮮さは素晴らしい。周囲を海に囲まれた島嶼国家ということでは、日本とまったく同じ環境。近所の公設市場では、その日に水揚げされた魚やカニなどがいつでも格安で手に入ります。

それだけではなく、市場まで行かなくても2〜3日おきに、バケツに獲れたての魚介類を入れて、家の前まで行商の魚屋さんが来てくれる。一回の購入額はせいぜい500円程度ですが、魚でもカニでも軽く1キロは買えます。



我が家の魚料理の定番、ムニエル


いつもカニを売りに来るオジさん
お名前が「Mr. Bimbo」確かに金持ちには見えませんが...。


日本ではスーパーの切り身ばっかり使っていたので、自分で魚をさばくようになったのは、フィリピンに移住してからです。とは言っても慣れないもので、我ながら嫌になるぐらい下手っくそだし、包丁はナマクラ。3枚に下ろしても「切り身」というより「魚肉の残骸」になってしまうこともしばしば。

こちらでは刺身で食べることは一般的ではなく、信頼できる日本食レストランでない限り、家庭ではまず絶対に魚の生食はしません。やっぱり寄生虫とか怖いですからね。新鮮な魚があるだけに残念なんですが、お陰で少々見てくれが悪い切り身でも、煮たり焼いたりしてしまえば、何とか料理らしくはなります。



魚とキャベツの胡麻油蒸し


一番よく作る魚料理は、ムニエルと、電子レンジでかんたんにできる白身魚の胡麻油蒸し。家内が料理すると酢醤油煮込みのアドボか、野菜と煮込むフィリピン料理の「ラスワ」。3枚に下ろすような面倒なことはしてくれないので、お頭付きのぶつ切りで、そのまま鍋の中。美味しいのですが、食べにくくてしょうがない。まぁ、魚料理とはそういうもので、私が日本のスーパー食材に慣れすぎてるだけなんでしょうけど。

カニが手に入った日は、シンプルに茹でてワイルドに素手でいただきます。でもカニフォークが欲しいなぁ。エビならピラフやエビフライ。家内の誕生日にエビを入れたシーフード・ピラフ作ったら親戚に評判がよくて、それからパーティには欠かせないアイテムになりました。




それにしても、もっとよく切れる出刃包丁が欲しいです。今度、プロ用の調理道具の店を見に行きましょうかね。


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