Main menu

Pages

前回の捕捉です。

株主優待の桐谷さんが大人気になってからというもの、ちょっとした優待ブームが起きていますね。
優待は使うと優越感を得られて楽しく、今や株のメジャーな楽しみ方の一つといえるでしょう。
私も優待目当てで9861:吉野家ホールディングスをずーっと1275円で指値しています(全然約定しませんが)

ただ、このように楽しい優待株ですが、基本的に優待株で遊ぶのは投資用資産の1/10以下にしておくのが良いでしょう。
というのは、優待株には次のような落とし穴があるからです

  1. 優待企業のCEOは資本政策についてド素人である確率が高い
  2. 万一優待が改悪されると大暴落して優待数年分の損失を被る


優待企業のCEOは資本政策についてド素人である確率が高い

優待というの日本独自の慣習で海外にはありません。なぜなら企業の資本政策上、全くメリットがないからです。効率よく株主還元したいなら配当か自社株買いを行えばいいのです。株主利益重視の海外企業に優待という発想が無いのは当然です。

さらに優待は零細株主には有り難いですが大株主には使いようがなく、株主間に不公平が生じます。
それをわざわざやるということは、その企業のCEOは資本政策の素人である確率が高く、その後なにをしでかすか分かったものじゃありません。


万一優待が改悪されると大暴落して優待数年分の損失を被る

優待で支えられた株価は優待が改悪された場合に大暴落することになります。

先日スイスフランがスイス中央銀行の対ユーロ上限撤廃によって暴騰しました。
その煽りでFXでフラン売りしていた投資家が凍死化するという大惨事がおきましたが、優待でも同様なことが起きかねません。
いつでもハシゴは突然外されるものです。



とは言いつつ、私の株のポリシーは例外だらけなので、吉野家の指値はこれからも続けますけどね。

reactions

コメント