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フィリピンを含む東南アジアの気候は、「熱帯」に区分されます。多くの日本人は、熱帯気候とういうと、年中真夏だと思っているかも知れません。しかし、ここネグロス島に住んでみると、本当にうだるような暑さが続くのは、1年間でせいぜい2〜3ヶ月。それも大阪や東京の都心部のような、最高が35度以上で、朝方でも30度を下回らないような暑さはほとんどありません。



これが大都市のマニラだったりすると、また事情は違うのでしょうが、ここは、田舎街のシライ市。特にサトウキビ畑に囲まれて風通しが良い我が家の周辺は、真夏と言われる4月・5月以外ならば、エアコンどころか朝夕は扇風機も要らないぐらいの日が多い。

ちょうど日本が寒くなる時期の11月〜2月頃は、雨が降らないとまるで日本の初夏のような、爽やかな天気になります。もちろん気温は30度ぐらいにはなりますが、モンスーン特有の風のおかげで、ちょっと散歩するぐらいなら、それほど汗もかきません。

家の建て方にも工夫して、どの部屋も最低2方向に窓を設けたのが良かったようです。私たちの寝室などは3方向に窓があるので、実に快適。油断して窓を閉め忘れると、明け方は20度近くまで気温が下がることがあって、風邪を引いてしまいそう。



とは言っても、窓がいっぱいあって、ゆったりした間取りの家に住むのは、なかなか難しいのは、日本とあまり変わりません。家族が多い関係もあって、どうしても部屋は小割りになり、窓は一つだけの家は多い。移住前、家内の里帰りの時は、いつも実家の家に泊めてもらい、使っていたのは四畳半ほどの窓が一つの部屋だったので、真夏以外でも寝る時はエアコンを使っていました。

さて節分も終わり、もうすぐバレンタイ・デーのこの時期、今日で4日間も青空が広がるいい天気が続いています。久しぶりに裏庭に出てみると、4本植えたバナナの木の根元から、別の小さなバナナの芽が出ていました。その他にも数ヶ月前には「苗」だった植物がひとの背丈ほどの大きさに。この勢いだと、本当にあと半年か1年ぐらいで、裏庭は「熱帯版・トトロの庭」状態になりそう。

それほど暑くはないと言っても、やはり冬がない熱帯気候。植物には楽園のようです。




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