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常夏のフィリピンでも、すべての樹木が常緑というわけではありません。秋も冬もないので、日本のように一度に全部の落葉樹が枯れ木になることもないですが、自宅の周囲は緑が多いので、いつも道には落ち葉が目につきます。

それ以外にも、あらゆる植物がエゲツない勢いで繁茂するので、宅地の管理事務所が人を雇って、しょっちゅう空き地の草刈り。それが終わると大量の草が道に残される。枯葉、枯れ草...とくれば、当然のように焚き火。特に夕方になる頃には、自宅二階の窓から見渡すと、ほとんど毎日、近所のどこかで焚き火の煙がもくもく。

時々私の家の庭でもやっているので、あまり文句を言える筋でもないのですが、隣の空き地で焚かれたりすると、部屋の中にいても焦げ臭さい。日本だったら、苦情や消防車がわんさか来そうですね。



フィリピンでは、焚き火に届け出は不要で、みんな好きな時にもくもくやってます。それよりすごいのが、サトウキビを収穫する時の焼畑。こちらは家庭の焚き火など比較にならないほどで、サトウキビ畑に隣接する家屋など、生活に支障が出るんじゃないかと思います。飛行機から見ても、空が茶色くなってるもんなぁ。



この焼畑は、手刈り収穫には必要な工程らしくて、機械化してしまえば必要ないそうです。労働者搾取の象徴のようなサトウキビ。驚くほどの低賃金がまかり通っているので、地主は機械買う投資などしないんでしょうね。
枯葉を焼く焚き火ぐらいならば、それほど気にもなりませんが、低賃金の上に労働環境を著しく悪くしている焼畑の煙は、なんとかならんものでしょうか?


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