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今まであまり意識したことがなかったんですが、1月の末から2月にかけてのこの時期は、「春節」(中国の旧正月)とカトリックの行事である「灰の水曜日」が巡ってきます。春節は旧暦、灰の水曜日は毎年変動する復活祭から起算して46日前なので、西暦の何月何日とは決まっていません。なので、たまにかち合ってしまう年も。

灰の水曜日は、カトリックでは主の復活を待つ四旬節の始まりで、復活祭までは「節制と回心に勤め」なければなりません。正月の呑めや歌えのどんちゃん騒ぎとは真逆。特に灰の水曜日は、食事の回数を制限したり肉食を控えるという習慣があります。

今年は大晦日が灰の水曜日とカブってしまいました。まともに正月と重ならなかっただけマシなのですが、こういう時に中国系で真面目なカトリック信徒の人などは、どうするんでしょうね? フィリピンにはまさにそういう人たちが多いのですが、ショッピングモールとかの飾り付けを見る限り、まったく配慮はないように見えるので、やっぱり盛大に飲み食いしてるのか?

さらに今年は、同じ日にはならなかったとは言え、聖バレンタインの日、バレンタイン・デーも近かった。こちらは日本と違ってチョコレートを贈る習慣はなく、女性から男性への一方通行ではない家族も含めた愛の表現の日。でも日本と同じようにバレンタイン商戦があります。カトリックも中国系も多いフィリピンなので、春節とバレンタインの両方の大売り出しがショッピングモールの同じフロアで繰り広げられていました。



我が家では、バレンタイン・デーに私から家内に贈り物をして、灰の水曜日は朝お粥、昼はおにぎり、夜は野菜とエビの炒めものと、食事の量を少なめにして肉断ちをする「小斎」を守りました。そして、春節の今日はフィリピンの祝日。子供の学校はお休みで、朝からゆっくりしています。


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