昨日投稿しようと思ってましたが、寝冷えしてくしゃみが止まらなって寝込んでました。今日は、復活祭の1週間前「枝の主日」のお話。カトリック教会の行事は世界共通なので、ここフィリピンでも基本的には同じ内容になります。この日のミサの第三朗読は、必ず十字架でのキリストの死の場面。それぞれの登場人物の言葉を何人かの朗読者に割り振って、寸劇のような形で読み進められます。
有名なイエスの言葉「私の神、私の神、どうして私を見捨てられるのか?」が最後に朗読され、ここだけは日本でもフィリピンでも「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」とヘブライ語が使われます。私が日曜日に与ったのは現地語イロンゴのミサでしたが、やはりこれはまったく同じ構成でした。移住しても「また聖週間の季節が巡ってきたんだなぁ」と実感。ちなみにイロンゴでは「ジョス・コ、ジョス・コ、ンガア・バラ・ンガ・ギンバヤアアン・モ・アコ」Dios ko, Dios ko, Nga-a bala nga ginbayaan mo ako? となるそうです。
そもそも「枝の主日」とは、キリストのエルサレム入城の際に、民衆がナツメヤシの枝を持って迎えたことに由来。ナツメヤシがない場所では代用も可で、日本の教会ではソテツの枝でした。英語の名称は Palm Sundy 椰子の日曜日。フィリピンでは椰子が豊富なので、椰子の葉で編んだ十字架を配ります。信徒はそれを自宅の扉に付けるのが習わし。
さて、枝の主日の頃と言えば日本ならば桜の時期。やっと暖かくなってきたなぁとホッとするところですが、何と今年は強烈な台風がフィリピンに接近中。ちょうどイースターの週末めがけて上陸の恐れが出てきました。家内に聞くと珍しいことではないようで、以前には聖金曜日に直撃なんてことがあったそうです。か、神さま...。
聖週間のスケジュールが貼り出されて、いよいよ聖週間
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