日本の空を見る。 第二弾 羽田空港
こんばんは。早くもブログの存在を忘れていました。最近、何となく忙しない日が続いていたので致し方なし。と自分を納得させています。と言っても私の忙しさは皆さんから見れば、鼻くそみたいなもんだと思います。
では今回は引き続き、日本の空を見る。ということで羽田空港について見ていきます。
羽田空港を管理しているのは、日本空港ビルデング株式会社という法人です。資本金は174億8920万円。東証一部に上場しています。事業内容は以下になります。
羽田空港の管理だけでなく、他の空港での物品販売を行っていますね。事業所も関西国際空港内や中部国際空港付近にあるようです。決算内容も見ていきます。
単位は億円です。前回の成田空港の時も触れましたが、インバウンド効果はやはり羽田空港も恩恵を受けています。気になるのは飲食業の売上。若干増えてはいるものの、物品販売に比べ伸びが悪いです。これは機内食の売上が減少したためです。外国からの飛行機便数は増加したものの、飛行機そのものが小型化している航空会社が多く旅客数が少ないことから、機内食売上が減少した。と決算短信には示されています。私が予想するに中国からの観光客が多いため、距離が近いことから、そもそも機内食を食べないのではないかと思います。(中国からの観光客がやたらと増加している資料として日本政府観光局のマーケティングデータを参照しました。 http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/visitor_trends/index.html)
次にCF計算書(キャッシュフロー計算書:現金の増減が分かる資料)です。
簡単にCF計算書の見方について。まず営業活動によるCFというのは様々な事業を行う中で得たり、支払ったりした現金の増減を表したものです。(これがマイナスだと会社としては、なかなかやばいです。)投資活動によるCFというのは土地や機械、有価証券(株など)と投資した際の現金の増減です。これはマイナスだからと言って否定的に見なくて構いません。それだけ積極的に未来への投資ができている証拠でもあります。次は財務活動によるCF。これは借入など資金調達したり、それを返済したことなどが分かる現金の増減です。これは他のCFの状況を鑑みて判断しなければなりません。
羽田空港のCFは上の通りです。2015年期はキャッシュを大幅に獲得できています。14年期程ではないですが、投資もしっかり行っています。14年期は大幅な設備投資を行うためか、7,300百万円の借入を行っていますね。15期は借入を行ってませんが、社債を発行して資金調達をしているようです。
やはり外国人観光客の増加により羽田空港も業績は堅調に推移していますね。しかしこれはあくまで2期分の比較でしかありません。より正確に会社の状況を把握するには、過去にさかのぼって判断する必要があります。(めんどくさがりな私はブログでは2期分しか見てません。すみません。)
もう少し暇つぶし…
インバウンドの増加は円安に起因しています。(ちなみにドル円の為替は現在1ドル124円!)特に中国からの観光客が増加しているのは、ビザの緩和が影響しています。(外務省のHPより http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001624.html)
羽田空港について、さらに詳しく知りたい人は
日本空港ビルデングIR情報 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/company/ir/
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