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友、遠方より来たる 〜観光編〜

今日も引き続き、日本からの来客のお話。

ネグロス島シライ市に初めて来たのが18年前。しかも移住して2年以上が経って、外国に住んでる意識も薄れて、最初はもの珍しかった街並みもすっかり日常になってしまいました。でもこうして日本からお客さんが来てその案内をすると、改めて新鮮な気持ちで自分が住んでいる場所を見直すことができます。これはなかなかいい感じ。

私も最初はそうだったな〜と思ったのがトライシクル。乗ってみたくなるんですよ、これが。排気ガスは撒き散らすし、車を運転してると邪魔でしょうがないんですが、観光アイテムとして見ると結構魅力的。晴れてたら風が爽やか。今回もお客さんの要望に応えて、早速みんなでトライシクルに乗ってあちこち回りました。



最初は、フィリピン統治時代の富豪の個人住宅をそのまま保存している「バライ・ネグレンセ」(ネグロスの住宅)。フィリピン国内でもシライの観光名所と言えばこれ。ちょうど夏休みで、学生さんのボランティアが説明してくれました。この家の持ち主はスペイン系だと思い込んでいたら、実はフランス系だったんですね。その他にもメトロポリタン歌劇場で歌った、初めてのアジア系歌手を輩出してたりと、知ってるようで全然知らなかったことばかり。


バライ・ネグレンセの居間から見たシライ市内の風景

次は実は家内も初めて来たという、旧シライ港跡。これまたスペイン統治時代の海港で、今では桟橋の橋脚部分だけが、海に向かって延々と続いている場所。家内の家から徒歩10分ぐらいのなのに、今では海岸線沿いに民家が密集し、住民宅の中を通らないと分からないので、地元の人はわざわざ見ようと思わないらしい。


出典:Wikimapia

その他にもシライ市最大の教会のサンディエゴ・カテドラルや、隣市タリサイにある、旧日本軍に接収され敗戦前に焼かれてコンクリート部分だけが残った、富豪邸跡「ルーインズ」など、丸1日かけて久しぶりに「観光旅行」気分を満喫できました。


夕闇迫るルーインズ


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