結果はお察しの通り、大損です。三洋で覚えたのは
- 上昇相場で上がっている株は、暴落時に暴落する
- 上昇相場で上がっていない株も、暴落時にはしっかり暴落する
当時の状況を少し補足しますと、世間はバブル景気へと向かう上り坂の途中で、株は熱いまなざしを向けられていました。
そんな時代ですから、昔から山っ気のある私が株に目を付けたのは当然でした。
私はさっそく新聞の株式欄を開き、選んだ銘柄が三洋電機だったのです。理由は他の銘柄と比べて出遅れ感があったからです。買って少し我慢してたら他の銘柄くらいには上がるんじゃないか?と何の根拠もなく考えたのです。
購入価格は詳しくは覚えていないのですが確か400円くらいで、千株単位だったので金額的には40万円くらいだったと思います。これは当時の私の全財産でした。
ところが、ところがです!買って暫く我慢してたら起きたのは、株価の上昇ではありませんでした。あれが起きたんですよ、あれが。あのブラックマンデーですよ、どうですかこれ?株の初心者にこの仕打ち。
もし株の神様がいるとしたら、そいつはとんでもない鬼畜野郎だと私は断言できますね。
ブラックマンデーを知らない?なら説明しましょう。
NYがブラックマンデー大暴落した翌日、東証は全面ストップ安、日経は3800円以上も下がり、過去最大の大クラッシュをしたのです。
この時、三洋はこれまでちっとも上がっていなかったのに、下がる時だけは一丁前に下がるんです。なんで?と思いましたね。
他の銘柄のホルダーは、暴落はしたものの、それまでたっぷり利が載っていたので傷は浅かったでしょう。
この大暴落一発で私は全財産40万円のうち9万円くらいを失いました。
というわけで、株デビュー直後にまるでライオンの赤ちゃんのように崖から蹴り落とされた私ですが、満身創痍ながらもなんとか死なずに崖を登りなおして今に至ります。
上がらない株は下がる時だけ一人前にしっかり下がる。上昇相場で上がっていない株を見ると、今でも条件反射的に記憶がよみがえります。
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