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息子が10歳 〜フィリピンのバースデイパーティ〜

このブログで何度となく取り上げているフィリピンの誕生日祝い。クリスマスと結婚式を除くと、これほどパーティで盛り上がることはないでしょう。とにかく子供の時だけでなく、大人になっても老人になっても、人によっては亡くなってからも墓の前でお祝い。

特に盛況になるのは、1歳と10年ごとの誕生日。
1歳の誕生日を盛大に祝うのは、乳幼児の死亡率が高く最初の1年目が峠だからと思われます。1歳を過ぎると一安心という気持ちの表れ。

そして先週、日比混血の息子が10歳の誕生日を迎えました。でもフィリピン人にしてはあまりお祭り騒ぎに関心がない家内。当初は家族3人だけで、どこかのレストランで食事をしておしまいにしようと思ってたらしい。しかし今年は息子の誕生日の週に、偶然日本からお客さんが来ることになりました。

この来客のKさん一家は、息子と同級生の男の子がいるご家族。私たちが日本に住んでいた頃、台湾人の奥さんと家内が、市のボランティアで運営されている在日外国人のための日本語教室で友達になったのがきっかけでした。話していると子供が同じ歳、しかも連れ合いが同じ会社に勤めていることが判明。(つまり私と先方の旦那さん)

同じ会社と言っても、従業員が数万人という大企業なので、それまでお互いを知らなかったものの、実は同じ敷地のすぐ近くの部署に所属。趣味がテニスというのも同じで、その後はテニス仲間にもなり、すっかり意気投合してしまいました。子供同士も友達になって、ほんの2ブロックほどしか離れていないお互いのマンションを行ったり来たり。

約5年間ほど、文字通り家族ぐるみの付き合いをさせてもらった友達が、ちょうど子供の誕生日の時期にはるばる日本から来るというのですから、バースデイパーティを盛大にしないわけにはいきません。

ということで、昨年と同じく親戚や友達を30名ほども招いてのホームパーティになりました。今年は張り込んで、レッチョン(豚の丸焼き)も注文。私も何ヶ月も前からメニューを考えて、前日から厨房に「籠城」。仕事でもここまでやった覚えがあんまりない、というぐらい一生懸命料理に取り組みました。

当日は、雇いたてのメイドのアミーに加えて、我が家に宿泊したKさんの奥さんや、義妹のジーナも手伝ってくれて、何とか30名分の料理を間に合わせました。パーティそのものより、こっちの方が楽しかったほどです。パーティが終わり、Kさん家族も帰国して週明けは何とも言えない寂しさ。子供の頃、夏休みが終わってしまった時の気持ちを思い出してしまいました。





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