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もしや?EV・PHV(PHEV)は雪道に強いかも?(特に発進時)

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欧州車のプラグインハイブリッド(PHV/PHEV)や電気自動車(EV)、2020年のエミッション規制の強化に向けてガンガン出てきますね。
http://audi-importcar.blogspot.com/2015/09/2018suv.html(※リンク先の後半参照)


で、ふと思ったことがタイトルの通りでして。
PHVやEVの特性上、おそらくこれらは雪道(特に発進時)がそこそこ強いように思われるのです。


その理由は、PHVやEVに使われる電気モーターのトルク特性。
エンジンなどの内燃機関が一定の回転数に至らないとトルクが最大にならないのに対して、電気モーターは極低回転(1回転目)から最大トルクを出すのが特徴です。


ちなみにトルクとは一言で言えば「ねじり強さ」で、例えるならドライバーでネジを回す時に腕に入る力がトルクってわけです。
これが電気モーターの場合、極低回転から最大で出るのですが、雪道ではこれが有効のように思うわけです。


詳しく書きましょう。
内燃機関であるエンジンを積んだ車の場合、雪道での発進にはエンジンをそこそこ回してトルクを出してあげる必要があるわけですが、それに伴ってタイヤの回転数も増すわけで。
そうなると、特に圧雪路や凍結路においてはタイヤが空転し、低μに拍車がかかるんですよね。

例えるならばカーリングでのスウィーピングのような状態で、タイヤの空転によって圧雪路や凍結路を磨くことにより、薄っすら溶けた水の膜がさらに低μに拍車をかけて発進を阻むことになるわけです。
よく冬の交差点で発進する時に「シャァァアアアー!」ってなってようやく発進する車を見かけますけど、それはこのような状態なんですよね。
ある程度回転数を上げてトルクが出るのと、タイヤの回転によって水の膜が捌けることによって発進できるようになりますが、その間車体が左右方向に流れることが多く、慣れてもあまり気分のよいものではありません。。

ところが、電気モーターの場合、極低回転の内から最大トルクを発揮するので、エンジンの場合と比べて上記事象が起こりにくい気がするんですよね。

その証拠に、日産リーフは2WDでも雪道に強いと謳っています。
一般ユーザーの動画を見ても、これは事実のようですね。


ただしこれは、制御も関係しますけどね。
現に国産エコカー代表選手なコレは、雪道では酷い有様らしく。。

夏道ではエコカーよりエゴカーの様相も多いこちらさんですが(割込み・追越車線キープ・信号無視・車間距離不適当・狭い道で飛ばすetc...)、たったこの程度の雪でこの有様。。
乗れたもんじゃありませんね~、乗る気もないけど。


話がそれましたが、このような電気モーターの特性からすると、もしかしたらFRキラーである雪道での坂道発進とかも案外簡単にこなせるのかも。
バッテリーをトランク下に搭載する都合もあり、重量配分も後方に適正にふられるでしょうし。

そんなわけで、CクラスのプラグインハイブリッドBMW 330eはFRオンリーとなるわけですが、ただでさえ重量配分と制御が極めて秀逸で雪道でもそこそこイケちゃうのに加え、モーターの特性を活かせば苦手とされる圧雪路や凍結路での坂道発進もこなせる可能性が高く、雪国でも「有り」の部類になるわけです。
さすがに4WDには敵わないとは思いますが、先ほど見た制御が下手な国産エコカー(FF)よりもよっぽどしっかり走ってくれそうですね。

機会があったら、雪道坂道発進ありの試乗もしてみたいものですが。。
こちらの田舎のディーラーにプラグインの試乗車なんて来るのかな?

もし関係者の方がいらしたら、お声掛けください(笑)
それかご自身で試されて、こちらへコメントいただいても構いません~。


んでは!








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