VWが鋭意開発中だった10段DSGトランスミッションですが、あまりの複雑さとコストに開発を断念したんだとか。
(出典:http://www.worldcarfans.com/115092099220/volkswagen-cancels-10-speed-dsg-transmission-development)
これすなわちアウディにも然りなわけで。10段DSG(10段Sトロニック)の狙いは、多段化による省燃費性能の向上。
また、制御次第では色々な味付けも出来そうですから、それも狙っていたようですが。
先述の通り、あまりの複雑さとコストが嵩むことから、開発断念に至ってしまったわけで。
新型A4(B9)で搭載されると噂された9段Sトロニックもなぜか搭載されなかったのも、これと関係があるのかもしれませんね。
これで多段化の取り組みからVW・アウディ連合が脱退するような形になりました。
残る多段化トランスミッション開発案件は、BMWの9~10段化、GM&フォードの9~10段化、ヒュンダイの10段化となるようです。
なお、メルセデスは既にデュアルクラッチセミオートマの9段化(9Gトロニック)に成功、市販モデルにも幾つか搭載済み(GLCとか)ですので、ダイムラーが頭一つ抜き出た格好になったかと思われます。
やっぱり、この辺がダイムラーがさすがだなって思わせるところです。
ところで。
これってあの事件が関係しているように思いませんか?
そう、昨日書いた米ディーゼル排ガスちょろまかし事件。
制裁金のみならず、販売した車両の改修費(リコール)やそれに関る販管費、刑事訴追も見込まれることからその訴訟費用まで考えると、巨額の出費になるわけで。
タイミング的に考えても、これが影響して10段DSGの開発断念に至ったように思えてしまいます。
まあ、そう聞いたとてそれとは関係ないって言い張るのが関の山でしょうけど。
販売台数世界一を達成したのはいいけど、最近パッとしないVWグループ。
試練の時かもしれませんね。
どこかの大手ニュースのコメント欄は、アンチがえらい勢いづいてましたが。
皆さん、連休なのにおヒマなんですねぇw
そんな私は風邪引いて寝込んでます。。
というわけで、また床に就きます~。
ヒマでも健康が一番ですわ。
んでは!
【追伸】
コメントで「ピエヒさんの時の方がよかったかも」と書いてみましたが、よくよく考えてみたら不正をしていた時期はまさにこの方の時代だったわけで。
もしかしたら、刑事訴追の対象にピエヒさん自身が入ってくるかもしれませんね。
また、東芝よろしく、VWの企業体質にもメスが入るかもしれません。
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