日本の隣国と言ってもいいぐらい近いフィリピン。こんな片田舎の街シライにいても、日本の影響はいつも感じます。自動車はトヨタが4割のシェアで、日本車以外といえばフォードやヒュンダイがちらほら程度。家電製品も一時期の勢いは衰えたとは言っても、まだまだソニーやパナソニック(最近はエアコンや冷蔵庫が強い)は一流ブランド。バイクに至っては日本ブランド以外は、ネグロス島で見た記憶がありません。
それだけではなく、ちょっと意外な場所で日本の製品や日本語に出くわすこともあります。家内の友達や親戚の結婚式や誕生日パーティでは、フィリピン人から日本語で話しかけられるのは割とよくある話。昔日本で働いてたというパターンですね。それも水商売やエンターティナー系ではなく、会社勤めをしていた人が思いの外多い。
車も新車だけでなく日本からの中古車がよく走ってます。20年ほど前はマニラの街中で「大阪駅前」という表示そのままの、昔懐かしいグリーンのストライプの大阪市バス(昭和40年代に運行)を見て驚いたことがあります。さすがにそこまで凄いのはないけれど、「〇〇運輸」とか「法定速度遵守車」と大書したままのトラックが、普通に使われていて苦笑いしたり。
トライシクル(輪タク)の運転手が「◯◯工務店」とネームの入ったジャケット着てたり、なぜか日本の中学か高校らしき校章が印刷されたシャツを着た学生を、見たこともあります。
買い物していても、成田や関西空港の免税店で貰ったと思しきペーパーバッグ持ってる人がたまにいます。日本向けの物は、安価でも作りがしっかりしてますから、使い捨て用でもとても長持ちするんですよ。町内会で配ったような「〇〇商店」とか「夏のバーゲン」とか印刷したうちわも。
少し古参のところでは、公文。こっちで看板見るまで、公文が海外展開してるって知りませんでした。公文のホームページによると、世界48か国に教室があるそうですね。シライ市内のこの看板を初めて見たのはもう10年ぐらい前です。そういえば、家内が日本に来た時、変な日本語を覚えられたらいやなので、在日外国人向けの日本語に通わせてましたが、それも公文でした。結構な費用でしたが、その甲斐あって家内は一応敬語も使いこなしてます。
そして家の外だけではなく、家の中でも意外な日本の発見。3か月前からウチで働き始めたメイドのアミー。なんか見たようなイラストを印刷したTシャツ着てると思ったら、これが水森亜土さんの描く可愛い女の子。あまりに予想外の組みあわせだったので、最初は分かりませんでした。訊くと、日本からのお土産だとのこと。
水森亜土さんと言えば、私が子供の頃すでにテレビに出たりしていたので、相当なお歳のはずですが、ネットで調べたらまだまだ歌手としてもアーティストとしても、現役で活躍されてるんですね。アニメ「ひみつのアッコちゃん」エンディングの舌ったらずな歌声はまだ耳に残ってますよ。
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