日経平均から9月を振り返る
こんにちは。今月も月初恒例の日経平均から振り返る。
9月は概ね下降傾向でしたが、大きく下落した後の異常なまでの買い戻しなどもあり、非常に投資家としては大変な月になりました。
しかし短期トレーダーにとっては利益を得る機会が多い月でもありました。(しかし私は、ある日に鈍臭いポジションを取ってしまったため先月は、そんなに利益が出てません。)
それではサクッと振り返ってみましょう。
激しく動いた9月
9月は上のチャートを見てもらえば分かるように下がったかと思えば、ドンと踏み上げる日もあるなど、なかなか疲れる展開でした。
ただ全体的に見ると下げの相場だったとは言えます。
あと9月の一番の注目はこれまでのこのシリーズでも書いていたアメリカの利上げがどうなるか、という所でした。
ちなみに私が鈍臭いポジションをとってしまったのは9月8日です。これは一番大きく株価が上昇している日がありますね。(9月9日)この前日に全体的に下げの相場だからという事で特に何も考えずに売り増しをしてしまいました。
すると9日にドカンと株価が爆発したため、私は8日に取った売りポジションを決済できたのは月末になってしまいました。しかも株価が低い時に売りポジションを取ったため利益も大して出ませんでした。
21年7ヶ月ぶりの上げ幅
9日の大引けでは日経平均は1340円高という大幅上昇でした。これは21年7ヶ月ぶりの上げ幅。前日にアメリカ市場では中国や欧州株の上昇を受けて大幅反発していました。それに好感し買い方が増えた上に、それまでに売りを持っていた参加者の買い戻しが合わさり
大きく上昇しました。
また8月に大きな下げから一旦落ち着いたと見て、リスクオンした投資家もいたのではないでしょうか。
FOMCの9月利上げ見送り
以前より世界中の投資家が注目していたアメリカの利上げ。17日のFOMCから不安定な世界経済を踏まえ利上げは見送り。しかし年内利上げの可能性はあり、と発表がありました。
その翌日の日経平均は下げています。(上のチャートで右から6つ目のロウソク足)
利上げが見送られると、株価は上昇すると見られていました。また一般的にはそうなる傾向があります。それではなぜ下げたのでしょうか。
それは年内利上げの可能性が残されていたからだと思います。アメリカの経済指標は全体的に見ると比較的好調です。そのような中なので、いつか利上げするなら今回見送っても変わらない。という感触を持ったのでしょう。
また日本のシルバーウィーク明けの24日の市場ではさらに下げています。
これは利上げ見送りでも株価が下がった上に、シルバーウィーク中に発覚したドイツのフォルクスワーゲンの不正問題も影響していると思います。(WSJのVW排ガス不正の特集)
さて9月を軽く振り返りましたが、既に10月です。
10月に入ってからの日経平均は上がってきています。現在、開かれている日銀金融政策決定会議での追加緩和を期待して、という所だと思います。
明日、黒田日銀総裁の会見があるので、そこがまず注目ポイントです。
そしてまだ今後もアメリカの利上げは注目です。FRB関係者の講演や会見はよくチェックしていた方がいいでしょう。
今このブログを書いているのは14時10分。9月に取れなかった利益を取りに私も相場に戻ることにします。
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