投資の見直しの他、人員削減まで示唆する状況になってきているようです。
人員削減は「強い労組」もあることから、最終手段になるとは思いますが。
それよりもユーザーとして気になるのが、「投資の見直し」ですよね。
これ、いわゆる『選択と集中』を行うってことでしょうし。
この不正事件が発覚するちょっと前から、個人的にここ最近のVWは手を広げすぎているように感じていました。
というか、路線がアウディとかぶってきているなというか。
その代表格が、これとかあれとかそれとかって感じで。
http://audi-importcar.blogspot.jp/2015/04/r400420ps.html |
http://audi-importcar.blogspot.jp/2015/04/vw-vw-cgte.html |
http://audi-importcar.blogspot.jp/2015/01/vwsuvgte.html |
上から順に、RS3スポーツバック/A7/Q7と、ことごとくアウディとかぶっていますよね。
これ、前から疑問だったんですよ。
フォルクスワーゲンに求められるのって、それじゃないだろうって。
投資の見直しとなると細かい技術的な部分も出てくるのでしょうが、大局観としてこういうアウディをはじめとするグループ内でかぶる部分は排除していく動きになると思います。
ファンの方にはがっかりでしょうが、グループ全体の収益の効率性を考えると、そうなるのが一般的かなと思うんですよね。
他にも、既に10段DSGの開発も中止が決まりましたし、ともすればコンパクトセグメント用の新型プラットフォーム「MQB A0」も見直し対象に入ってくるかもしれませんね。
なお、投資の見直しは労組も合意しているようなので、このあたりの動きははやいものと思われます。
私の勝手なイメージですが、フォルクスワーゲンって親しみやすさの中に質実剛健があるって感じがしていたので、先述のようなここ最近のラグジュアリー&ハイスペック路線は違和感がありました。
言葉ではうまく言い表せませんが、VWの原点らしきものから遠ざかってってるな~って感じがしていたんですよね。
なにかこう急いでいる感があるというか、イケイケにしては過ぎるなというか。
そして出てきた、ディーゼル排ガス不祥事。
企業ってナンバーワンを目指したりすると、ロクなことをしませんよね。
なにかこう、コンプライアンスに対する意識を希薄にする集団意識みたいなものが働いてしまうんでしょうか。
ともかく、信頼を取り戻すのは並大抵のことじゃなさそうですが、原点回帰やVWの本質を取り戻して頑張っていって欲しいですね。
んでは!
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