それが個人的にもっともデザインの最高の状態であると思っています。
アウディA4がB7からB8に飛躍的にカッコよくなったのは、この「機能美」があったから。
特に、エンジンとトランスミッションの構成を見直し、フロントアクスルを前方に移動させることができたおかげで、重量配分の改善による走行性能のアップとメンテナンス性の向上を果たし、あの流麗なスタイリングを手に入れることができたわけで。
結果(機能美)を求めてデザインされたのではなく、機能を求めた結果がデザインに現れた、そんな理想的なプロセスを経て誕生したと思っています。
翻って、新型A4(B9)。
こちらはどうでしょうか。
これが新型A4(B9)の機能を紹介する動画。
アウディバーチャルコックピットに、マトリクスLEDヘッドライトに、バングアンドオルフセンのバーチャル3Dサウンドに。
どれもこれも確かにすごい機能なんですが。
そこに美しさがないというか。
単なる機能なんですよね。
結果として出来上がるような機能美がない、そんな感じです。
すごくいい出来なのは左脳ではわかるけど、右脳を揺さぶるほどのエモーショナルな感動がないんですよね。
B8のデビュー時の感動がB9で全く感じられないのは、おそらくはこれがためなんでしょう。
そう考えると、B9は将来的な乗り換え候補ではあるものの、積極的に選ぶかといえばちょっとビミョーかも。
なんだかんだでアウディにまた乗るとしても、まさかのB8を選ぶかもしれませんね。
で、そんなこんな考えると、今乗っているコイツをメンテ&気に入らない所を直す(もちろんアレ)って選択肢もあるわけで。
乗り直すより安いですから、その方が。
まあでも、普通の人であればB9を選ぶでしょうね。
品質も機能も燃費も性能面も、すべてB9の方が上でしょう。
じゃなきゃ、新型にする意味がありませんし。
でも、おそらくB8乗りの方はそうじゃない方が少なからずいるはず。
たぶん、私と同じような考えの方も中にはいらっしゃるんじゃないでしょうか。
だからどうってわけじゃないんですが、そういう風に思えるB8って自分にとっては名車なのかもな~なんて思ったりもしたのでした。
・・・どうかしてますけどね。
ま、そう言いながら乗り換えに向けた妄想はしっかりと続けますけど(笑)
んでは!
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