こんにちは。決算書をザックリ見る。一発目のプロローグが意外と読んでもらったのが嬉しかったです。
今回からはそれぞれを少しずつ説明していきます。
このシリーズは決算書に抵抗感を無くしてもらうことが目的なので、タイトルの通りザックリと説明していきます。
では貸借対照表(B/S)を見ていきましょう。
貸借対照表って何?
そもそも貸借対照表って何なんだよ。って話ですが、これは企業のある時点の資産、負債、資本の状況を表しています。だいたいの骨組みとしては下の感じです。いきなり言葉が増えてしまいました。言葉は一見難しそうですが、大したことはないです。
まず最初に覚えて欲しいのは資産合計=負債・純資産合計。どの会社の決算書も必ずこうなっています。1部上場企業だろうが、どんなに規模の小さい企業でもそうです。
資産の部
資産を構成しているのは流動資産、固定資産、繰延資産です。最初に流動資産。これは比較的早く(だいたい1年以内)に現金化できる資産です。手持ちの現金も、もちろんこれです。銀行に預けているお金もそうです。あと事業をしていると取引先から、「支払いは2ヶ月後でお願いします。」っていう感じの話になることもあります。これを売掛金というですが、これも流動資産です。あと自分が取り扱っている商品なんかも流動資産です。
次は固定資産。これは事業で必要で買った車や機械などの設備。あと事務所や店舗で買った土地や建物なんかもそうですね。これは何となく想像しやすいですね。流動資産との違いはすぐに現金化できない。ってぐらいで捉えてもらっていいです。
最後に繰延資産。これは少しややこしいです。主にあるのが創立費や開業費です。これを今説明するのは長くなるので止めます。このシリーズはあくまでザックリつかめることが目的なので、面倒くさくなってしまいます。後々、実際の会社の決算書とか見ていこうと思うので、その都度説明しようと思います。
負債の部
負債は、かなり大まかに言うと借金や借金に近いものって感じです。これも流動負債と固定負債があります。銀行や他の会社からの借り入れなんかは負債ですね。売掛金の逆みたいな感じですが、買掛金も負債です。買掛金は、商品を仕入れた時など「支払いは2ヶ月後に払います。」という時ですね。
純資産の部
これもザックリいきます。会社を起こす時には資本金というものが必要です。この資本金は純資産になります。他にも、会社の業績が良ければ利益が出ますね。これを積み上げた利益剰余金なんかもそうです。ここを説明するのも結構ややこしいので、今回は資本金と利益剰余金とかあるやつね。ってぐらいで大丈夫です。
今回はB/Sの大まかな骨組みを見てもらいました。「何となく何が書いてあるか分かった。じゃあどう見るの?」って話ですよね。
それは次回にザックリ説明していきます。
決算書をザックリ見る。
プロローグ
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