技術者の視点から書かれているこちら、非常に勉強になるわけで、ほぼ毎日愛読しているブログの一つだったりします。
で、そんな中でも気になる記事を発見。
そのタイトルは、「自動運転は事故を減らすのか?」。
これ、個人的に思うところとかなりラップする部分があったので、ネタとして拝借させて頂こうと思います。
まあ日頃からこういうことは、ちょいちょい考えてみたりみなかったりするわけですが。
昨朝こんなシーンに遭遇し、ちょっと考えさせられたんですよね。
※左下の日付は、マイクロSDのフォーマット後にドライブレコーダーの日付設定を忘れていたため、こんな日付になってしまったわけで。実際は昨朝のできごとです。
コラ!赤スイフト(の運転手)!!って言いたくなる感じですがw
よくないですよね~。
もし歩行者が躓いて転んだ場合とか、止まれるんでしょうか?
まあ、そんなアレな人は置いておいて。
自動運転が成立する前提として、すべてのドライバーが法令及びルールを遵守し、一切の例外を作らないこと・・・って感じになるんでしょうが。
おそらく、すべての車を自動運転にしないと成立しない事実がここに垣間見えるわけで。
そもそも、交通交差が当然でドライバーに過度の責任を与え、しかもそれが性善説で成り立っている国内法規がこういう状況を招いているわけで。
この動画で例えるならば、横断歩行者が横断完了後、左から出てきた黒プリウスもあわよくば出ようとしつつ、前方からは明らかに速度超過なバンがきつつ、右からはまた歩行者が来つつ、、って感じでしたから。
そんなわけでちょっと急いでイン切り気味に右折してしまったわけです。
もちろん安全確認&事故が起こり得ない範囲での行動ですし、安全を担保するためにこういうこともやむなしの状況ってあるわけで。
こうした場合、自動運転はどう判断するんでしょうかね?
歩行者横断後にこちらがゆっくり出ようとしている隙に黒プリウスが強引に出てきたら、出会い頭にやっちゃいそうですよね。
また、前方から来る速度超過なバンがいても、教科書通りに道路中心付近をゆっくり右折をしてたら当てられそうな気もしなくもなく。
そう考えると、自動運転ってハードル相当高いわ~って思うわけです。
そんなこんなで、元ネタから最もしっくりくる部分を引用させて頂きますと、、
法律を守ることは絶対であるが、実際の運用においては緊急避難の場合には、人間は法律を許容できる範囲内で破ることが認められているのである。
ってところでしょうか。
そう考えると完全なる自動運転よりも、より精緻なマッピングとクラウド化等によって情報が量も質も豊富になった状況下で先進安全装備を発展させるってことが、当面のデファクトスタンダードになるように思います。
http://audi-importcar.blogspot.jp/2015/12/bmwhere.html
まあ、高速道路や幹線バイパスのような状況ではそこそこの自動運転は可能なんでしょうが。
生活道路に関しては、先の動画のようなグレーな状況だからこそ安定状態(準安定状態?)となっている均衡を崩しかねないように思うわけで。
それを見越して自動運転車両は開発されていくのでしょうが、こわいのが法的責任を負わないようにだけ視点が集中してしまうことなんですよね。
自分たち(開発者・・・メーカー・サプライヤー等)に法的責任が及ぶのを恐れるあまり、全体としての安全を考えるよりも、そちらに意識が集中してしまうような気がします。
安定状態や準安定状態を無視して、とにかく「何かあっても私悪くありませ~ん。」って言い張れるような意識でのみつくられるとしたら、非常に怖いことです。
まあ、人工知能もディープラーニングで自己学習しますし、これをクラウドでシェアすれば加速度的に知能をつけて行く可能性もあるわけですが。。
どこまで人間の知能(情緒やわびさびも含め)に近づけることができるかってのも、完全なる自動運転成功の一つのカギになるような気がします。
そんなこんなちょっと小難しいことを考えた、陛下お誕生の日でした~。
ま、これから仕事なんですけどね。
んでは!
コメント
コメントを投稿