インデックス投資
この株というゲームをやっていると、必ずチェックするものがあります。もし日本のダンジョン(市場)であれば日経平均やTOPIXですね。
簡単に説明すると日経平均は日経225とも言われ、各業界を代表する225銘柄の株価の平均値。TOPIXなら東証一部に上場している全銘柄の時価総額を、基準日である1968年1月4日を100として指標化したものです。
もちろん世界中のダンジョンでこういった指標はありますが、それは少しずつ覚えていきましょう。
インデックス投資というのは、これらの指標に連動したものを買っていくという戦い方です。
「そんな簡単に指標と連動したものを判断できない。」
そういったものは既に用意されています。それがETF(上場投資信託)です。
ETFを時間分散して投資
ETFには、様々な種類があります。ゲームの取引所である
で銘柄を見ることができます。まずは日経平均やTOPIXに連動しているものがいいと思います。そして前回記したように、このETFを時間分散しながら買っていくのです。
どうですか?これなら1社1社、自分で調査する必要がありません。また、ある会社が上場廃止になっても問題ありません。
慣れてくれば、外国のダンジョンの指標をもとにしたものやREIT(不動産投資信託)やコモディティ(商品)などのETFも挑戦するのもいいでしょう。さらにリスクヘッジにつながります。
ETFには、会社の株の配当金のような分配金があります。(分配金の回数や金額は、それぞれ違うので調べる必要があります。)これを再投資してもいいですし、ゲームの外で少し楽しむために使うのもいいと思います。
ただETFにも売買手数料、そして信託報酬などの保有コストもかかります。結構安価だと私は思いますが、ここについても調べたいところですね。
時間分散だと価格が気になりづらい
前回書いた時間分散の良さをもう一度おさらいしましょう。
近年大きくダンジョンが動いたのは、いつでしょうか。そうリーマンショックの時ですね。
2007年7月には日経平均が18000円ほどでした。そこからどんどん落ちていき2008年10月には7000円ほどまで下がったのです。
その後は横ばいとなりましたが、第二次安倍政権になってから大きく回復し20000円を超えていきました。
価格は変動するのです。ですので、ある1点で大きく買うのではなく、時間をずらして少しずつ買っていくのが有効になります。
そうするとホールドしているものの評価はならされます。これで価格は気になりづらいですね。長く生き残り、コツコツと配当金や分配金のインカムゲインで、あなたのステータスを上げていくことができます。
ETFなどのインデックス投資は初心者こそ良い戦い方だと思いますが、初心者のほうが知らない戦い方だったりもします。
リスクヘッジについて考える
様々な指標の連動に合わせて投資するインデックス投資に対し、それらの運用益より上回ろうとするのがアクティブ投資といいます。
アクティブ投資は自分でリスクを調整しダンジョンを行動します。しかし、そうするとダンジョンの大きな動きに対応できず負けるプレイヤーもでてしまいます。
自分で調査をして本当にリスクをヘッジしたポートフォリオを組めるでしょうか。できる人もいるでしょうが、ほとんどのプレイヤーはできないでしょう。
また勉強不足なプレイヤーは国内企業の複数の銘柄を所有してリスクヘッジをした気になります。まず国内だけだと日本の景気が悪くなれば、もちろん所有している、ほぼ全ての銘柄の株価は下がるでしょう。
さらに経験足りないと日経平均に連動しやすい大型株ばかりを持つ傾向にあるので、なおさらです。
アクティブ投資をしようとしたのに、結局インデックス投資の劣化版になってしまいます。本末転倒ですね。
インデックス投資は、短期投資をすることもできます。が、生き残ることを最優先するならば、長期投資をしたほうが有効だと思います。
長期投資は、短期投資に比べてすぐにキャッシュにすることはできません。しかし多くの短期投資家は、日々価格の変動に緊張して生活しています。しかも大半のプレイヤーは惨敗してしまいます。
すぐにプレイヤーの上位に立つことはできません。このゲームは生き残ることは勝利につながります。そして生き残るためには「急がば回れ」です。
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