企業は自己資本に加えて他人資本を入れることで内部でレバレッジを掛けています。
かみ砕いて言うと、あまりリスクが無いけれどあまり儲からない、というビジネスなら、リスクは上がるものの借入をして規模を大きくし、儲けを最大化しています。
こうすることで自己資本を提供した者(株主)が我慢できる7%以上という利回りを確保するように努めているのです。
このレバレッジは企業が許容できるギリギリまで増やされるのが通常です。そうすることが株主に対する義務だからです。
ところで信用取引とは、この企業がリスクとリターンを勘案して効率が最大に良いと考えるレバレッジの上に、強引に投資家がレバレッジを掛けることにほかなりません。
すると当然、リターンの割にリスクが巨大な取引となり、危険なことこの上ありません。
例えばソフトバンクを信用で買うなんて狂気の沙汰です。さらに二階建てなんかしようものなら、一昔前のFX並みのレバレッジになるんじゃないでしょうか。これはもう、ギャンブルと言うほかないでしょう。
以上により、優待タダ取りなどのテクニカルな取引以外での信用取引は必要ないと思います。
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