ボッシュがこの度開発しているのは、アクセル加減をスロットル・モジュールが制御するシステム。
省燃費に貢献するほか、クラウドやマッピングと連動して安全運転にも寄与するんだとか。
しかしまあ、よく考えますよね。
インダストリー4.0発祥の地である欧州、伊達じゃありません。
このシステムですが、ドライバーのアクセルの踏み加減を最適化することにより、省燃費に貢献するもの。
不必要に踏み込んだ場合にECUからの情報をスロットル・モジュールにフィードバックして、それでアクセルを振動させて知らせたり、それ以上踏み込めなくしたり、信号をカットしたり、場合によってはペダルを戻したりするんでしょう。
さらに、マッピングやクラウドと連動することで、安全運転にも寄与します。
例えば、前方に急カーブがある場合、明らかにオーバースピードだなとシステムが判断すれば、先述のようにアクセル操作に対してシステムが介入してくると思われます。
また、前車が同様のシステムを装備しており、かつ自車・前車ともクラウド等で繋がっている場合には、前車のアクセルオフに連動して自車もアクセルオフになることにより、安全と省燃費に貢献することに繋がったりもするようです。
で、こういうのって機械が人間の操作にどこから介入するか(閾値)が問題になるわけですが、ドイツ車のそれは得てしてこれが上手だと思います。
まあ個人差があるのでアレですが、私個人としてはこの閾値が絶妙だな~って感じることが多いんですよね。
私のA4にはいわゆる先進安全装備はないものの、ESPやブレーキアシスト(速度に対してブレーキングが足りない場合に自動的にサーボ圧を高める機能)でそう感じることがありましたので。
その点は心配はないのかな~って思います。
それにしても冒頭書きましたが、自動車技術の具現化がハンパないですね。
パワートレインやら先進安全装備(自動運転含む)やら通信技術などなど、かつてはアイディアレベルだったものがどんどん現実のものになっていますね。
しかも、そのどれもが別個独立的にブレイクスルーしながらも有機的につながりを持っていて、自動車分野における技術革新がかなりの加速をしている気がします。
これを引っ張っているのは、ドイツ勢でしょう。
インダストリー4.0やモジュラー化など、最新の工業技術はドイツ発のものが多いですからね。
これらに嫉妬したアメリカがディーゼル・ゲートを発見して、「してやったり」になった構図もあったのかな~とも思ったりしますが(個人的妄想)。
いずれにせよ、この欧州発自動車技術革新の収穫逓増状態はまだまだ続きそうです。
んでは!
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