家族構成も固まってきた(と思う)ので、7年半住んでみて感じた良いところと悪いところでも書いてみたいと思います。
※画像はイメージです。こんなオシャレだったらいいのですがね(笑)
まずおさらいですが、我が家の配置図や間取りはこんな感じです。
冒頭でも書いた通り、我が家の広さは土地面積30坪で延床面積22.5坪と、田舎にしては狭小なわけですが。
住んでいる地域の標準的な住宅の広さは、土地が50~60坪、延床が35~45坪ってところですかね。
まあ家族構成なんかにもよりますが、建売やハウスメーカーのプラン的にはこれくらいを標準に考えているようです。
というわけで、相対的には狭小住宅なわけで。
ちなみに、家族構成は夫婦二人+子ども二人のいわゆるモデル世帯的な感じです。
【良い点】
◎低コストである
そもそも物件の総額が安いため、ローン負担が軽いです。坪単価は割高になりますが(水回り等の比率が高いほど坪単価は上がります)、総額で考えれば安いんですよね。
我が家の住宅ローン残高は一般的な戸建て注文住宅やちょっとグレードの良いマンションに比べれば三分の一程度かそれ以下、ローコスト住宅や廉価なマンションなんかと比べても半分程度でしょう。
そして、定年前の58歳で終わるように組んであります。
また、土地面積や延床面積が小さいため固定資産税評価額が低く抑えられ、固定資産税や都市計画税が安かったりもします。
評価額が低いのは規模的な理由が大きいのですが、土地自体が間口狭小で補正も入りますしね。
軽減措置のあった当初三年間なんて、土地・建物合わせても自動車税(2.0Lクラス級)より安いくらいでしたから(笑)
このおかげで子どもの学費や老後の心配も一般的な家庭よりは少なく、好きなクルマにも多少はお金をかけたりできるわけです。
とは言っても、お得な中古車を探して乗り続けるスタンスは、一生変えるつもりはありませんけどね。
私にとってクルマは、趣味的要素は強いものの大局的には「所詮道具」ですし、毎日使い続けるものだからこそ、どんなにいいクルマに乗っていても飽きたり目移りすることは避けられませんので。
話を戻しますが、なによりこの家計の健全性に寄与することが、狭小住宅最大のメリットだと思っています。
ただし、我が家のような連棟建て(長屋造り)の場合、住宅ローンでちょっと面倒が出ることもあります。
これについては、過去記事をご参照ください。
http://audi-importcar.blogspot.jp/2015/11/blog-post_16.html
○家族の距離が近い
狭小住宅ゆえ、家族が過ごす場所が集約されやすくなります。我が家の場合、ほとんど一人になる空間がありません。
仮にあっても、少なからず声とか音は常に聞こえているというか、家の中の雰囲気がどこにいても手に取るようにわかるというか。
それが短所だったりもするんですが、全般的にはいいことなんでしょう。
○常に家の中がきれいになる
狭小住宅だからこそ、あらゆるところが目につきます。埃がちょっと舞っていてもすぐ気づけますし、そもそも掃除する場所が少ない&広くないので、気付いた時にささっと掃除してハイお終いってできるわけです。
また、スペースが限られるからこそ、本当に必要なものを考えて使うようになり、結果として無駄なものを置かなくなったり処分してスッキリできます。
案外、少ない物でも暮らせるものですが、それもこれも狭小住宅で限られた場所を有効活用する必要性に駆られているからこそ気付けたことです。
http://audi-importcar.blogspot.jp/2015/11/blog-post_48.html
人間、頭でわかっていてもなかなか行動に移すとなると・・・の生き物ですから(少なからず私はそういう怠け癖があります)。
ただしこれも、後述しますが一長一短だったりします。。
【悪い点】
△後ろ向きに感じる時がある
持ち家というと少し自慢したくなったりするものですが、我が家では今まで一度たりとも微々たる自慢さえしたことがありません。また、子どもがお友達を連れてきたりとかってなりがちですが、それもはっきり言って気乗りしないものだったりします。
連棟建てということと田舎ということも相まって、ほぼほぼ賃貸と思われているのが実情です。
こんな感じで、若干ながら後ろ向きに感じる時があるのは事実です。
見栄が効かないと言いましょうか。。
少なからずドヤ顔はできませんね。
まあ人に自慢するために何かを所有するのはナンセンスだとは思いますが、子どもがお友達を連れてくるとかのシーンとかはちょっと考えもんです。
なんなら「賃貸」ということで押し切ってしまうのも手かもと思っていたりもしますがね(笑)
△家族の距離が近すぎてときに疲れる(笑)
私の性格上、あまり人と常に一緒にいることはダメなのですが。この家はそれを許してくれません(苦笑)
まあ、朝はみんなより1~2時間早く起きているのでその時間が自分のゴールデンタイム、好きなことをして発散してはいますが。
それでも一般的な戸建て住宅よりかは、一人になれる空間は確実に少ないですね。
△常に掃除や片付け、収納の工夫が必要で疲れる(笑)
良いことの一方、やっぱり疲れる常にきれいにしなければならないこの家。さぼれません(苦笑)
少しでも楽にしようとお掃除ロボットを導入したこともありましたが、狭小住宅ゆえ取り回しがクイックな箇所が多々あり、向いていないことに気付きました。
放っておくとあっちこっちで止まったり絡まったりしているので、それを気にしたり見に行ったりしている時間で実は自分で掃除できたよな~と、本末転倒っぷりに気付いたこともありましたし。
結局、お掃除ロボットは売り払ってしまいましたけどね。
・・・
とまあ、つらつらと書きましたが。
総じて、私個人としては狭小住宅は無駄がなくていいと思っています。
将来子どもと同居まで考えるなら向いているとは言えませんが、そんな先のことなんて分かりませんし、これから少子高齢化で中古住宅がダブついてくれば住み替えてもいいですしね。
日本の住宅産業構造(新築住宅至上主義、スクラップ&ビルド)が国民の富を逃しているなんて説や、そうでなくてももう少し中古住宅市場を整備しなければならないと数年前から言われ始めていますし、私が爺さんになる頃にはもっと中古住宅が買いやすくて身近になっていることでしょう。
そもそも、子どもにはなるべく自分のやりたいことや可能性を伸ばすことをしてもらいたいので、親の近くに住めとかそういった足枷をしたくはないですし、何より自立してほしいですから。
基本的に、同居ではなくどんどん外へ出て行ってほしいと思っています。
なので、将来子どもが同居することは一切考えていないわけでして。
まあ、家は広くて自慢できる方がイイって方にとっては、狭小住宅は向かないと思いますが。
私はそういうことよりも、家計の健全性を優先したいわけでして(ただしクルマは除く、趣味だもの)。
「家は一生の買い物だから大きくて豪華で自慢できる方がいい!」って考えている方に出くわしたら、先述の通り『賃貸ですがなにか?』的な感じで行こうと思っていますしw
ってなわけで、狭小住宅も見方を変えればそれなりにメリットがありまっせって記事でした。
んでは!
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