相場というのはいくつか種類がありまして、最低限押さえておきたいものを厳選すれば為替相場・商品相場・株式相場(と次点で債券相場)でしょう。
私のテリトリーは主に株なのですが、残念ながら株はこの3つの中では地位は低いのです。
例えば「円安になったから株が上がった」というのはよく聞くと思いますが、「株が上がったから円安になった」という日は無いでしょう。
つまり為替の方が株より上位なわけです。昨今は原油相場で株が翻弄されているように商品相場も株より上位です。
商品と為替も互いに影響し合っているものがあって、代表的なのがドルが下がるとNY金が上がるというやつです。これはもう、仕組み上は金利が上がると債券が下がるのと同じレベルで連動しています。
株式は為替と商品より劣後しているということは、言い換えると株をやるには為替と商品の相場勘の方が大事だということになります。
私はこれに気づくのに10年くらいかかってしまいました。遅すぎです。
また、私はチャーティストではないですが、流動性が高いか価値の担保が希薄な相場では基本的にチャートが大事なので、為替と商品ではチャートを重視しています。
私はこれに気づくにも、また5年くらいかかってしまいました。もうアホですね。
さらに、株式相場の中でも序列がありまして、日本市場は米国市場に劣後しています。
「ダウが下がったから日経が下がる」はあっても、基本逆はないわけです。これは母から習ったので、最初から知っていました。最近は日経は上海にも劣後してきたようで残念です。
以上により私が一番イケてないと思うのは、日本の個別株を四季報片手に必死に研究して日本株だけをやるような、高齢者の投資家にありがちな投資方法です。
そんなのいくら研究しても為替と米株に翻弄されるだけですから、FXでデイトレでもしてた方がよっぽどスマートじゃないでしょうか。
そうはいっても株は超長期ではあんまりこの関係性を気にする必要がないのがいいところなのですが、数年単位の長期くらいでは結構効いてくるので、私は気を付けています。
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