なぜアウトラインの流麗さの中に、部分的にエッジを効かせた直線基調を無理やり押し込むのか、ちょっと理解できないでいたんですよね。
でも、このプロローグデザイン全開の次期RS6/RS6アバントのレンダリングを見て、今が過渡期だということが分かりました。
シングルフレームグリルが出た当初も、モデルによってはミスマッチ感があったかと思います。
それが、8J(TT)、B8(A4)、C7(A6)といった辺りから馴染みはじめ、その後のアウディの快進撃に繋がったわけですが。
これ、今思えばすごいことですよね。
だって、快進撃の主要因がデザインなんですから。
それくらい、デザインって車にとっては重要なファクターなんでしょう。
翻って現在。
快進撃時代に得たイメージやファン層を維持しつつ、新たに打ち出した未来感全開のプロローグコンセプトに移行したいわけですが。
この両立を短期間でやることは、相当なハイリスクになるわけで。
アウディのブランドイメージを崩したり、ファン離れを惹き起こしたら、元も子もありませんからね。
で、それを時間をかけて行うために、直線基調でエッジの効いたデザインを採用したように推察しています。
例えば、B9のA4アバントを見ればそれがなんとなく分かります。
アウトライン自体はほぼB8のままですよね。
特に上屋の部分ではまったく同じと言っていいほど変化がない中で、ガラスより下の部分でエッジを効かせて直線基調に仕立て上げているという。
これ、やっぱり違和感ありますよ(笑)
ちょっとやっぱり付け足しているというか、計算してデザインしているというか。
8J(TT)、B8(A4)、C7(A6)の頃の感動的なカッコよさというか、エモーショナルではないんですよね。
なんとなく、「ああ、直線基調をアピールしたいのね。」って感じがしちゃうというか。
機能美とかではなく、狙っているデザインというか。
デザインのバランス感というか、全体感がちょっと悪い気がします。
反面、プロローグは見れば見るほど奥が深いですね。
ボディサイズがなせる業でもあるんでしょうけど。
今後のアウディをこういうイメージでもっていきたい!って感じで、一からデザインされたものなんじゃないでしょうか。
もちろん、アウディらしさとか根幹的なものは残しつつも、なんでしょうけど。
改めて見ると、まとまりの良さがハンパないです。
そんなこんなで、最近のアウディデザインにはブーたれてばかりでしたが。
よくよく考えてみたら、たぶんこんな感じのそんな感じであんなんだったんでしょう。
ちなみにB8前期のアバントは、今でも市販車の中で一番好きなデザインです。
自分で乗っていながら、先日対向車で見たノーマルのB8前期アバントに思わず振り返りたくなるくらいでしたし(笑)
・・・ええ。
自画自賛ですともww
んでは!
コメント
コメントを投稿