その登場が2018年中盤と見込まれているところ、気になるニュースが舞い込んできました。
日立オートモーティブの48V用リチウムイオン電池パックが、まさしく2018年度の量産開始を見込んでいるとのこと。
これ、タイミング良すぎませんか?
これがその48V用リチウムイオン電池パック。
この中に、基盤・セル・ヒューズ・リレーが一体となっているわけで、言わばオールインワンとなっているわけです。
日立によれば、48Vマイルドハイブリッドシステムでの加速アシストにおいて充分なトルク性能が発揮できる最大出力10kW以上&最大入力13kW以上(いずれも10秒間)を実現しているとのこと。
これ、思ったより小さそうですね。
寸法や重さも見てみましょうか。
寸法は幅175×奥行280×高100(mm)、重量は5.0kgとのこと・・・。
え?
私のA4に積んでいるシルバーバッテリー、これより全然重いんですけど??
http://audi-importcar.blogspot.com/2014/12/a4_61.html
重さでいえば20kg程度ですし。
まあ鉛とリチウムイオンの比重の違いもあるんでしょうけど。
大きさも幅394×奥行175×高190(mm)と、これまた大きいですし。。
どういうことなんでしょう?
48Vマイルドハイブリッド搭載車は、通常のこのシルバーバッテリーに加えて、こちらの48V用リチウムイオン電池パックを積む必要があるってことでしょうか。
容量(Ah)だけ見ると、とてもこの48V用リチウムイオン電池パックのみで全ての電源を賄えるとは思えませんし。
それとも鉛よりも充電や放電の効率がよくて、それほど容量が要らないんでしょうか。
う~~ん、勉強が必要ですね。
それはさておき、やはりDセグメントの大本命である次期BMW3シリーズ(G20)がこれに動いてきているってことが、当面のデファクトスタンダードとなる可能性の高さを物語っていますね。
この日立の48V用リチウムイオン電池パックが次期3シリーズに採用されるかは不明ですが、2018年をターゲットにしているのは次期3シリーズを皮切りに搭載車両が増えていくからということなんでしょう。
日本では48Vマイルドハイブリッドは馴染みがありませんが、欧州や中国ではもはやこれが当たり前になる時代がすぐそこに迫っているわけで。
日立によれば、2023年には欧州で200万台、中国では400万台に達する見込みなんだとか。
48V化によるコスト増がどれくらいになるのか分かりませんが、48V用リチウムイオン電池パック自体は見た感じそれほど高くなさそうですし、ストロングハイブリッドほど複雑でないからそれほどでないのかも知れませんね。
そのうえ軽量・コンパクトであれば、燃費向上・CO2削減の費用対効果は高いのでしょう。
それにしても、アウディもその開発に力を入れていたはずですが。。
最近聞きませんね。
台所事情が冷え込んでいるから、選択と集中でフル電動化の方に舵を切っているのかもしれませんね。
そうなると、市販される48Vマイルドハイブリッド搭載車のシェア獲得は、BMWが最有力なのかもしれませんね。
あとはメルセデスがどう動いてくるか。
というわけで、やはり次の欧州車の波は2018年から2020年ということになるんでしょう。
それまで、マイルドハイブリッドのことをもう少し勉強せねば。。
んでは!
コメント
コメントを投稿