これまでバークシャー・ハザウェイはハイテク株に対しての投資に消極的だったようで、その意外性が話題を呼んでいるようです。
個人的にその狙いは、アップルカーとそれによるモビリティ通信網だと思っています。
米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N)は16日、アップル(AAPL.O)株に約10億ドルを投資したことを明らかにした。最近低迷しているアップル株価の回復を見込む。
(中略)
バフェット氏はIBM(IBM.N)を除き、ハイテク株への投資には長らく消極的な立場を取ってきており、今回のアップル株取得によって、バークシャーのハイテクセクターへのエクスポージャーが高まった格好だ。
(中略)
バークシャー株とアップル株の双方を保有するウォールマン・インベストメント・カウンセルの創業者、スティーブ・ウォールマン氏は、アップル株は「驚くほど割安だ。同社は大量のキャッシュを保有している」と指摘。「アップルは水面下で進めている研究・開発が評価されていない」と語った。
以上がロイター記事の抜粋。
どうやらここ最近のiPhoneの販売不振で株価が低迷している模様のようですが、その割安具合を見たバークシャー・ハザウェイがアップル株の取得に動いたようです。
特に最後の、『水面下で進めている研究・開発』が気になるわけですが。
あまりAppleに詳しくはないのですが、なんとなくこれ、アップルカーやその関連っぽい気がします。
アップルカーは、言ってみれば究極のITモビリティーですからね。
これが普及することによって、そこから得られる情報は量・質ともにとんでもないものになるでしょうから。
そうでなくても、例えばCarPlay(車載iOS)に車載カメラやミリ波レーダーから取り込んだ情報を位置情報(GPS)付きで集積してクラウドでサーバーに集約すれば、これまた有用なビッグデータに早変わりするわけですし。
この辺が個人情報や通信安全面での規制からどうなるか、そもそも開発しているかどうかも知りませんが、こんな私が思いつくくらいですからとっくに考えているはず。
ともすれば、それ以上の常人では思いつきもしないアイディアがあるのかもしれません。
そう考えると、やはりこれから世界を変える可能性があるのは自動車産業ですね。
自動車産業と言っても、これまでの単なる移動手段としてのそれではなく、情報インフラとしての機能も兼ね備える究極のモビリティとしての産業であることは、疑う余地はありません。
そうなると、やはり今後数年~十数年程度は、自動車を取り巻く環境が激変していくかもしれず、買うタイミングや売るタイミングがより難しい時代になっていくように思います。
こればっかりは蓋を開けてみても分からないくらい、その予想なんか到底できない難しさでしょう。
というわけで、ごちゃごちゃ考えずに好きなクルマに適当に乗るのが一番ということです(笑)
そんなハイテクな未来を、古い車でもきれいにメンテして乗るのもカッコいいようにも思えます。
何だか取りとめがなくなってきたので、この辺で。
んでは!
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