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投票日前夜 静寂が戻ったネグロス島


とうとうフィリピン総選挙の投票日前夜です。前日には一切の選挙活動が禁じられているフィリピン。ここネグロス島シライ市にも、数ヶ月ぶりに静寂が戻ってきました。

期間中の昼間は集会で大騒ぎだし、市民広場では連日の花火。夜になればカラオケにディスコで、本当に朝から晩まで響く騒音。お祭り大好きのフィリピン人には、自国の将来を決める選挙も、3年に1回のお祭り以外の何物でもない。

テレビの選挙報道の特番でも、アナウンサーはノリノリで、もう楽しくってしょうがないという風情。「投票まであと〇〇日! ワクワクしますねっ!」と言ってます。これなら投票率も高いはず。

日本の場合、最長でも選挙運動期間は17日間。これはかなりきちんと守られていますね。ところがフィリピンの場合、そういう決まりがあるのかどうかさえ、よく分かりません。今回の選挙も、年明け早々には街のあちこちにポスターが貼られ、候補者支援の集会は、2月頃には始まっていた記憶があります。

これだけ長いことやってると、気分的にはもうダレまくっている感じ。まるでフィリピン人のパーティみたいです。一応時間は決まってますが、時間通りには誰も来ず、定刻1時間過ぎぐらいからだんだんとお客さんが集まる。終わりにしても、締めの挨拶的なものは滅多になくて、最初と同じくダラダラ続いて、だんだんと人が減っていく。

パーティと違って、投票という動かせないイベントがあるので、まだマシですが、投票が済んでも開票結果が出るまで何日もかかります。やっぱり終わりはダラダラで、僅差の場合はさらにそこから揉める。当選者が確定するまでは、まだまだ道のりは遠いようです。


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