それによって、今後の自動車産業の収益構造が大きく変わる可能性があります。
おそらくですが、そのネットワークやサーバーの使用料を継続して支払い続ける必要があり、その継続収入を見込んで各社各メーカーが動いてくると思います。
簡単に言うと、iPhone/iPadやAndroidスマホ/タブレットみたいな感じになるでしょう。
つまり、自動車がiPhoneやスマホなどの端末のようにハードウェアとして存在し、そこにかかるネットワークやサーバーの使用量が携帯電話の通信料などのように継続収入の元となっていくように思われます。
また、さらにハードウェア内に存在するアプリの販売収入やその中での課金収入も、今後、各社各メーカーが収益を上げる重要なファクターになると思います。
これ、言わずもがなドイツ勢に加え、GoogleやAppleなども触手を伸ばしてきているわけですが。
Googleの初提携先が決まったようです。
米欧に亘る企業体フィアットクライスラー(FCA)がそれになると、正式にアナウンスされたようです。
Googleの自動運転技術が搭載されるこちらの車両は、クライスラーのハイブリッドミニバンであるパシフィカ。
今年後半にリリースされる2017年モデル(の一部)から、Googleの自動運転が可能になるとのこと。
Teslaの存在があるせいなのか、アメリカ勢もこの流れを完全に自国のものにしようと躍起になっている感がありますね。
冒頭も書きましたが、クルマ自体が巨大な端末となる可能性が高い、今後の自動車市場。
新興国はさておき、先進国では自動車の販売台数は頭打ちとなっているようですし、少子高齢化が進めばどんどん減る可能性さえあるわけで。
さらに、日本車ばかりでなく欧州車やアメ車も高品質化や高耐久化が図られてきており、これまでよりも相対的に車の乗り換えサイクルは延びていくとも考えられ。
となると自動車自体の販売収入だけでなく、冒頭に書いたような『売った自動車がお金を稼いでくれる(継続収入を上げてくれる)仕組み』が必要と考えるのは、必然の流れなのでしょう。
実はこれ、VWも目論んでいるらしく、他のドイツ勢にしても然りのようです。
そんなこんなで、iPhoneやAndroidのように舶来品が日本市場を席巻する日も近いように思います。
そうして日本車の行く末は、ますますガラカーに。。
http://audi-importcar.blogspot.jp/2016/04/bmwherems.html
それか若しくは、Android端末のようにGoogleと提携したものの鳴かず飛ばずとなるものがほとんどか。
国内産業、マジヤバイって思いませんか?
ちなみにこれ、ディスってるわけじゃないですよ。
警鐘を鳴らしているつもりです。
日本の産業で、自動車やその裾野産業が占める割合は非常に大きいですからね。
国内総生産(GDP)、現在の約500兆円から600兆円にする(@安倍内閣)どころか400兆円に目減りの可能性の方が高そうです。
さて、そうなったときに我が子にどう道を示すべきか(進路とか就職とか)。
リスクヘッジをかけつつ専門性を磨くべきか、それともそこそこの範囲を決めたうえで幅広い適応力を身につけさせるか。
こどもの日なので、子どもの将来についてじっくり考えてみようと思います。
んでは!
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