もちろんフィリピンでは鬼門なんて、普通は誰も気にしないし、まず誰も知りません。急にこんなことを書き始めたきっかけは、今住んでいる自宅の、基本設計をしていただいた日本人建築家が、たまたまフェイスブックでアップされた「鬼門除け」についての投稿。
その投稿を目にした時に、そう言えばウチの敷地の北東の角っこが、まるで鬼門除けしたように欠けてると気付いたのでした。厳密には、きっちり北東ではなく、ちょっとずれた東北東ぐらいの方向。
これは、鬼門を気にして意図的にしたのではなく、元々の敷地が角地で、偶然この角が直角ではなく、欠けた形状になっていただけの話。鬼門は、玄関や水回り(台所やトイレ、浴室)を避けるものらしいのですが、我が家の場合は、一階には台所に浄化槽、二階には浴室にトイレを配置しているので、敷地の形が鬼門除けになっていても、あまり意味がないかも。
さらに裏鬼門にあたる南西の角には、ポンプ室があって、思いっきり「水回り」。だからでしょうか、この家は建てて一年もしないうちに、雨漏りしたり、落雷があったり。メイドさんが半年以上居つかないのも、気にならないこともない。
とは言っても、家族の誰かが大病したり大怪我したりはなかったし、概ね移住後の暮らしは順調。この程度のことは、どの家にもあることなので、気にしだしたらキリがないですね。
鬼門のことなど何も知らない、フィリピン人の家内。この角にいろんな植物を植えて、ちょっとした花壇にしています。ブーゲンビリアに日日草、最近はココナツの苗を植えました。魔除けの効果はないでしょうけど。
鬼門思想は、中国でできたものだそうで、北東は騎馬民族が侵入してくる方位だったことが元になったらしい。フィリピンの北東と言えば、海を隔てた日本の方角。そうか、日本は、フィリピン人にとっての鬼門だったのか...。
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