実現すれば、フォルクスワーゲンとしては日本初のクリーンディーゼルモデルとなるわけですが。
そのフル加速、侮れません。
(出典:http://www.autoevolution.com/news/2017-passat-alltrack-20-bitdi-240-hp-acceleration-test-110485.html)
風体と用途に似つかわしくない加速を見せております(笑)
この動画のパサート・オールトラックは、本国で出力違いで3種類ラインナップされる2.0TDI(2000ccクリーンディーゼル)のうち、ツインターボ搭載で176kW (240PS)タイプのもの。
最高出力176kW (240PS)/4000rpm、最大トルク500Nm/1750-2500rpm、0-100km加速6.4秒(公称値)、欧州複合モード燃費5.8-5.7/100km(17.2~17.5km/L)、駆動方式は全輪駆動(4MOTION)となります。
本国ではこれがスペック的に最上級になるわけですが、これを日本に上陸させるかと言ったら少し微妙かもです。
おそらく、同じ2.0TDI&4MOTIONでもシングルターボで出力を抑えたモデル(140kW)のDSG搭載バージョンを陸揚げすることになるように思います。
ちなみにそのスペックは、最高出力140kW (190PS)/3600-4000rpm、最大トルク400Nm/1900-3300rpm、0-100km加速8.0秒(公称値)、欧州複合モード燃費5.2-5.1/100km(19.2~19.6km/L)、
駆動方式は全輪駆動(4MOTION)となっています。
0-100km/hが8.0秒ですし、トルクも最大400Nmあるから、まったく動力性能に不足はないでしょうね。
おまけに燃費は欧州複合モードで20km/L近くですから、JC08モードでも18km/Lくらいには届きそうに思います。
あとはまあ、ディーゼルゲートで悪の主役となったTDIのイメージを払拭できるかにかかっていますけど。
諸説色々あって掘り下げれば掘り下げるほど本当のところ当事者の悪意がどこまであったのかと言う点に行き着くわけですが、一般消費者のマインドはそんな深い考察など無しにステレオタイプでかかってくることがほとんどでしょうし。
日本でも、きちんとディーゼルゲートでは何が問題でどうしてそうなったか、そしてどう対処し今後どのように取り組んでいくのかを示す必要があるように思います。
価格引き下げとかキャンペーンを打つより、そちらに注力した方がよかったように思いますけど、それもまたオオカミ少年になる可能性もあるし。。
一度貼られたレッテルを剥がすのは、容易じゃないですね。
日本に上陸するであろうパサート・オールトラックのTDIが、そんなレッテルを剥がすきっかけになってほしいな~と、個人的には思っています。
んでは!
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