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アウディ、信号が青に変わるまでの秒数が分かるV2Iサービスをアメリカで利用開始する予定

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信号が変わるまでの時間って、待っていると長いけど、考え事とかしているとあっという間でうっかりしていると後ろから「プッ!」って鳴らされちゃいがちですが。
それを防止するため・・・ではないとは思いますが、通信機能(4G, LTE)を用いて、赤から青への信号の変わり目が分かるシステムをアウディが市販車に搭載するようです。

とは言っても、アメリカ限定での話。
対象モデルは、MY2017からの新型A4/新型A4オールロード/新型Q7になります。

このサービスはV2Iと呼ばれています。
正式名称は、"Vehicle to Infrastructure"になります。
アウディの他にGMやフォード、BMWなんかもこの取り組みに参画する可能性が高いようです。

このシステムとアイドリングストップを連動させることにより、ドライバーのストレスは軽減されそうですね。
信号が青に変わる1~2秒前にエンジンが始動していれば、発信もスムーズになりそうです。
また、慌ててアクセルを踏むことがなくなって無駄な燃費を削減できたり、スムーズな発進が後続車両の渋滞発生防止に一役買うことになるかもしれません。

このV2I、先述の通り4G/LTEによる通信機能を用いますので、当然ながら信号もネットワークにつながっている必要があります。
なので、都市部を中心とした運用になるんでしょうね。

将来的にはこのV2Iシステムとナビゲーションを連動させて、自動運転にも繋げていくということなんでしょう。
カメラのみで信号を読み取るより精度も上がりますし、何より悪天候時や逆光時などでカメラがうまく機能しない時のバックアップにもなりますし。


日本ではいつになりますかね?

交通施設の実験を握る公安委員会(警察庁)と、4G/LTEなどの通信を管轄する総務省と、このようなIoT化を進めたい経済産業省と、車輌や交通を管轄する国土交通省と、調整が大変そう。。
自動運転のワーキンググループもあるようですが、どれくらい進んでいるのかな?

自動車産業や電子産業がお家芸の日本ですが、個人的にはもはや過去形の域になっている気がしています。
ちょっと急いで巻き返さないと、マズいですよ。

欧州勢のみならずアメリカもこのように具現化してきていますし、オーストラリアでもこのV2Iは導入されるようですし。
産官学一体かつ省庁横断で迅速に進めないと、この遅れを巻き返すのは厳しいと思います。


んでは!


【追記@2016/08/17 16:15】
日本でも高度化光ビーコンで同様の取り組み(ホンダの新型アコードなど)があるようですが、これはある意味独自規格(ガラパゴス)なんですよね。
対応させるためには、ビーコンの車載機が必要になるわけですし。

せっかく拡張性の高い4G/LTEが普及してきているわけですし、スマートフォンでも対応可能なわけですから、それを使えばいいのにな~って思うわけですが。
この辺が残念なんですよね。






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