ネグロス島にテーマパーク?
アメリカの大統領選挙の投票日から一夜明けた今朝。日本でもフィリピンでも、ネット上のトップニュースは、もちろんトランプ・ショック。私もこれは驚きました。本当にこれが、アメリカ国民の選択なのかぁ? 二大政党制とか、選挙人選挙という、他の国ではあまり見られない特殊な環境が生み出した、一種の事故みたいなもんじゃないかという気もします。
ここネグロス島でも、新聞やニュースは、トランプ当選が一面トップのビッグニュースではありますが、シライ市内に限っては、それに並ぶ、あるいはそれ以上に市民を驚かせたのが、来年末にシライにテーマパークがオープンする話。
日本では、知名度ゼロに近い「エンチャンテッド・キンダム」(Enchanted Kingdom)和訳すると「魅惑の王国ランド」というような感じでしょうか。私も全然知らなかったんですが、1995年、マニラ近郊のラグナ州サンタローザに開園したテーマパーク。写真で見ると、ディスニーランドの縮小版といった雰囲気。
途中何度かの経営危機があったけれど、オープン20周年の昨年2015年には、年間180万人の入園者を記録したそうです。面積は25ヘクタールで、東京ディズニーランドの約半分程度。1割は海外からのお客さんで、中国と韓国からが多いらしい。
おそらくエンチャンテッド・キンダムは、フィリピン国内では唯一にして最大のテーマパーク。その第2号の場所に選ばれたのが、セブでもなくダバオでもない。この田舎のネグロス島で、しかもなぜか人口12万人のシライ市。まぁ空港からのアクセスがいいとか、土地が確保しやすいとか、それなりに条件は悪くないのかも知れませんが、なぜ選りに選ってシライ?
少し前にシライで、大きなショッピングモールの建設が始まったと、このブログに投稿しましたが、今回のはフィリピン全国レベル。インパクトは遥かに大きい。ここまで来てしまうと、交通渋滞や物価上昇などが心配になってきます。とは言っても、最初に開園するのは、面積4ヘクタール。ひらかたパーク(*)の1/4程度しかない、ささやかな遊園地で、テーマパークと呼ぶほどでもないかも。
さて、オープンは来年2017年の12月。フィリピンのことなので、遅れもあるでしょうけど、一体どうなることでしょう。
*ひらかたパーク。大阪府下では、ユバーサル・スタジオ・ジャパンに次ぐ年間入園者数を誇る遊園地。関西人ならば「ひらパー」を知らない人はいません。
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