200万画素をほこるLEDヘッドライトの緻密な制御により、ライティングでドライバーや歩行者とコミュニケーションまで図れるらしい、この『デジタルライト』。
どんなものなんでしょうか?
(出典:http://blog.mercedes-benz-passion.com/2016/12/mercedes-benz-zeigt-neue-led-scheinwerfertechnologie-mit-2-millionen-pixel-aufloesung/)
200万画素と言われても、ピンとこないと思いますが。
この場合、ヘッドライトの照射範囲の中に光りの塊が200万個集まっていると考えてもらえば分かり易いかと思います。
で、その200万個の光りの塊を個別に点けたり消したり照度(明るさ)を変えたりできる、といったものがこの『デジタルライト』というわけです。
ちなみに、新型Eクラス(W213/S213)のマルチビームLEDヘッドライトは84画素(注:84万ではなく84)ですが、それでも対向車を眩惑させないで必要なところにハイビームを照射したり、歩行者や規制標識をクローズアップして照らしたりといった用途には必要十分なわけで。
それが一挙に2,000,000画素まで跳ね上がるんです。
これ、まさにその数字の如く「桁違い」にすごいことかと思います。
そんな『デジタルライト』のプレス写真なんかを、ざざっと見てみましょう。
サイクリストも眩しくないの図 (左側と右側の顔の照らし方) |
歩行者も眩しくないの図 (左側と右側の顔の照らし方) |
いやはや、技術による先進ですな~。
・・・って、メーカーが違うかw
それにしても、これは凄い技術ですね。
アウディも確かこれに似たことを開発していたかのように記憶していますが、メルセデスはそれ以上いっている感じですね。
まあ、どちらもメーカー本体というよりもサプライヤー(コンチとかバレオとかボッシュとか)が作っているのが実態なんでしょうけど。
ここ最近、こんな感じでメルセデスとアウディが先進技術合戦しているように思います。
というか、メルセデスの方が以前よりも広報に力を入れるようになったというか。
アウディの宣伝のうまさにも負けないようにしてきている感じがありますね。
それはそうと、こうやってライティングによるコミュニケーションが図れれば、より一層の安全運転が実現しそうですよね。
この時期は夕暮れも早く、歩行者も暗めの服装を着ているので対歩行者の事故が本当に多いですし。
ここ最近、毎日のように交通事故のニュース(特に子どもが被害者になるケース)を見て、本当に心が痛みます。
少しでも薄暗くなったらヘッドライトをバチッと点灯して、歩行者を発見しやすくするとともに自車の存在を他からしっかり認識できるようにしておかないとな~って、つくづく思います。
そんなわけで、この『デジタルライト』のような技術がもっともっと普及して、『防げたはずの交通事故』が少しでも減るようになってくれたらと、願ってやみません。
それに加えて、どんなに技術が進歩しようとも最終的には運転する者の意識が一番大切になってくるので、ハンドルを握ったら気を緩めないようにしなきゃな~とも、改めて思っているところです。
んでは!
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