クリスマス前の12月23日に帰省した、我が家のメイド、ネルジー嬢。十日間の予定が、風邪をこじらせてしまい、結局三週間の不在になってしまいました。そして、ようやく今朝9時、待望の復帰。玄関先に立ったネルジーに、思わず「メリー・クリスマス & ハッピー・ニューイヤー」と言ってしまった。我ながらよほど嬉しかったんですね。
今までもメイドさんが急にいなくなったりして、最長八カ月のヘルパー不在の期間はありました。ただ今回は、家内が朝から夕方までのフルタイムの仕事に出ているので、私が掃除・洗濯・炊事をしなければいけません。図らずも、日本の主婦業のたいへんさを経験する三週間になってしまいました。とは言え、クリスマスと正月の休みを挟んでいるので、その間は家内も在宅。最初から最後まで、全部一人でやっていたわけでもない。それでもやっぱり忙しかった。
さて、昨日までの一日を振り返ってみると...。
朝は5時に起きて、家内と息子の弁当作りから。続けて朝食作って、6時半に息子を車で学校に送ります。その後、家内を送り出すのが8時前。食器を洗って、洗濯機を回して、床の汚れが目立つ部分だけ掃き掃除。洗濯が終わる頃には、昼ご飯の用意の時間に。自分一人の昼食は、包丁不要の超手抜きメニューがすっかり定着。あんまり貧乏臭いのも嫌なので、一応それなりのものは作りましたが。
二人分のお弁当
昼食の汚れ物を綺麗にした後は、やっとリラックス。それもせいぜい1時間ほどパソコンに向かっていたら、アッという間に洗濯物を取り込む時間になり、その次は食材の買い物と息子の迎え。中途半端に大きな家なので、戸締りだけでも結構面倒です。息子が帰宅したら、オヤツ(フィリピンではミリエンダと呼びます)。ホットケーキやら、蜂蜜を塗ったトーストなど。
乾いた洗濯物を畳んでいると、もう夕食の準備。炊飯器をセットして、野菜を刻んで。5時半頃には家内が帰宅。だいたい1時間で料理を終えて、7時には家族で夕食。洗い物をしている間に、家内は息子の家庭教師状態。教科書が英語とフィリピノ語ばかりなので、私には手に負えません。
息子の消灯時間の9時以降が、ようやく自分の時間。そこからブログを書いたり、趣味のイラスト描きを始めるので、どうしても就寝が12時過ぎになってしまいます。
とまぁ、「忙しい自慢」を書いてしまいましたが、日本の主婦の皆さんは、当たり前に毎日やってるんですね。しかも自分も働いて、子供の面倒まで見て。もしこれで連れ合いが、おかずは三品用意しろだとか、掃除を手抜きしてるとか言ったりしたら、私ならば間違いなくブチ切れるでしょう。
そして満を持して復帰した、ネルジーのいる今日。食事とお弁当は、相変わらず私の担当ですが、昼にネルジーが配達をしてくれるので、弁当作りは朝食の後で大丈夫。午前中に家の中の掃除も洗濯も済ましてくれたし、午後からは三週間荒れ放題だった、裏庭の清掃。食後は休憩している間に、台所はピカピカ。もう「天使ネルジー」と呼びたい。
専業の主婦ならばまだしも、共働きで女性側だけに家事を押し付けるのが、普通だと思っている人がいたら、ぜひ最低でも一週間、家事を引き受けてみてください。そうすれば、奥さまが日々どれだけの重労働をしているか、よ〜く分かると思いますよ。
庭掃除中のネルジー
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